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提督はBarにいる・外伝
金城零二vs幻想殺し・1
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「ナメてんじゃねぇぞコラぁ」

「何が……ですかっ?」

 一方的に殴りながら会話を交わす。互いに全力じゃないから出来る芸当だ。

「お前まだ何か隠し玉があんだろ。テメェみてぇなケツの青い青二才が手ぇ抜いて勝てる程、俺は甘くねぇって言ってんだダボがぁ!」

 俺は上条の鳩尾目掛けて、ケンカキックを放つ。が、咄嗟に足と鳩尾の間に手を挟まれて威力を殺される。しかし上条は軽く吹っ飛び、道場の畳の上を転がる。

「立てよ。そのナメ腐った態度土下座して謝らせた上でぶっ殺してやるからよぉ」

 想像以上に頭に来てたんだな、俺。昔のヤンチャしてた頃の地が出まくりだ。後で思い出したらこっ恥ずかしいぞコレは。

「……本当に、いいんスね?」

「早くしろよ。勿体ぶる程のモンなのかそりゃ?しょっぱかったらイジメちゃうぞコラぁ」

「じゃあお言葉に甘えて。見せてやりますよ……俺の実力を!」

「だから、御託はいいからとっとと掛かって来やがれ、小僧」






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