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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
決戦!バラン星域会戦 その2
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声をかけると3DモニターにT-elos提督の姿が浮かび上がる。
 別モニターに浮かんだ戦域図を指さしながら、彼女は口を開く。

「ガミラスはこちらの偵察活動を妨害しませんでした。
 何か考えがあるのかもしれませんが、一応ビーメラ星系で集結後にバラン星系に向かう予定です」

 ふと思いついたことがあるので俺はそれを口にした。

「要するにガミラスからしたら、ボラーの大艦隊こそ驚異で全力で当たらないとまずいという認識はあると思う。
 そうなると背後にいる形になる俺たち連合艦隊の扱いが焦点となるが、これを撃破しなくても動けなくすればドメル提督からすれば御の字なのかもしれませんな」

「……どういう事です?」

「我々をビーメラ星系に足止めしておいて、全艦隊でボラー連邦を叩くという案もあるという事です。
 ボラー連邦艦隊を叩いた後ならば、ガミラスから見れば我々程度の戦力ならば防戦はできると考えるかも知れません」

「そうなると、ガミラスがボラー連邦と何処で戦うかが焦点になる訳ですが……」

 モニターに星域図をT-elos提督と共に眺める。
 スカラゲック海峡星団と書かれた星系にボラー艦隊は集結していた。
 距離はビーメラ星系がバラン星より3万光年にたいして、スカラゲック海峡星団が2万光年とあちらの方が少し近い。


 T-elos提督の判断  3

 1 ビーメラ星系で集結後にバラン星系に向かう
 2 ビーメラ星系でドメル艦隊を迎撃 (ボラー艦隊戦不干渉)
 3 進路変更し、ボラー艦隊に合流  (ドメル艦隊が来た場合敗北確定)

「進路を変更してボラー艦隊と合流しましょう」

「指揮権をボラー艦隊が要求するかも知れませんよ」

「その時はその時です。
 今はドメル艦隊が離れた事をチャンスとするべきです。
 それに、そちらの考えがあたった場合、我々はボラー艦隊に恩が売れます」

 こうして、俺たちはワープ先を変更して、スカラゲック海峡星団に向かうことになった。


ドメル提督の作戦 1

 1 本隊で連合艦隊を叩いて全力でボラー艦隊に当たる。
 2 連合艦隊を欺瞞情報で足止めして全力でボラー艦隊に当たる。


ダゴン艦隊の奮戦 3

 1 足止めして全滅  (バラン星守備艦隊は三個。ドメル艦隊帰還済) 
 2 足止めできず全滅 (バラン星守備艦隊は二個。ドメル艦隊帰還中)
 3 足止めできず全滅 (バラン星守備艦隊は三個。ドメル艦隊帰還中)
 4 足止めして撤退  (バラン星守備艦隊は四個。ドメル艦隊帰還済)
 5 命令無視で撤退  (バラン星守備艦隊は二個。ドメル艦隊帰還中)


 結果として、T-elos提督の判断は間違っていなかった。
 見捨てられた
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