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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十八話:お解りいただけただろうか、悪霊の気配に……?
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んも大分彼女の容姿(巨乳を含む)を気に入ってるみたいだし……

「ちょっと、気安く手にキスしようとしないでよ!」
ククールさんは優雅に違付き、ゼシカさんの手を取ると、そのまま自らの口元へ(いざな)う。だが性格に難のあるゼシカさんにはお勧めしない……更に怒らせるだけだからね。

「はははっ。所で何の用だい? 俺に惚れて会いに来ただけじゃぁなさそうだが?」
「あ、そうだ。また忘れる所だったわ……」
本当に怒ると周りが見えなくなるんだなぁ……昨日も忘れてたじゃんか!

「こんな指輪、返すわよ! 私はアンタみたいな軽薄な男は大嫌いなの!」
「指輪? ……そうか、その手があったか!」
ゼシカさんに指輪をプレゼントした事を忘れてたのか、彼女の手にある指輪を見て何かを思い付いたククールさん。嫌な予感がする。

「この指輪を持って南の川沿いを行った“旧修道院跡”に行ってくれないか?」
何で突然そんな頼み事を聞き入れなければならないのか?
俺もそうだがゼシカさんも断ろうとした途端……

「おいククール。その依頼は、この修道院内に充満する嫌な気配の所為か?」
突然ウルフさんが口を開き、依頼の訳を推測し確認してくる。……にしても、そんな嫌な気配が充満してるかな?

「ん……君は?」
「俺はウルフ……ゼシカの彼氏だ」
「な、ちょっと……勝手な……」

ウルフさんの出現に当然の如く問えば、知らない人は全員信じる流暢さで既成事実を造る様な嘘を吐くウルフさん。
ゼシカさんはビックリして否定しようとしてるけど、顔は満更でも無い感じに見える。
それを見たリュリュさんの表情は嫌悪の塊だ。

「そうか……彼氏が居たのか。済まないね口説いてしまって」
「か、彼氏じゃ……無いわよ……」
言葉ほど悪びれた雰囲気は感じない……ゼシカさんも強く否定しない。良いの?

「すまん、嘘吐いた。本当はまだ彼氏じゃない……そんな事よりも、この嫌な気配の事で、俺等に面倒そうな依頼をしてるのか?」
彼女扱いされた当人は、満更でも無さそうだったのだが、ウルフさんは素直に嘘を認め先程の話しを進めようとしてる。

「そうなんだ……今朝早くに、マルチェロがオディロ院長の希望で、旅の道化師を招き入れたんだが、それ以来アンタの言う嫌な気配が院内に充満してて……あの道化師は何かあると思うのだが、俺が不安を言っても馬鹿兄貴が受け入れなくてな。オディロ院長もお笑いが好きだから、道化師の登場に喜んでしまって……」

「その道化師はコイツか?」
ククールさんの話を聞き、ウルフさんはお得意の画力で描いたドルマゲスの絵を見せる。
なお、アッサリ彼氏否定をされたゼシカさんは不満顔だ。

「すまん。俺は当人を目撃してないんだ……」
「……そうか。肝心な所で使え
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