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艦隊これくしょん〜男艦娘 木曾〜
第五十三話
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らしい。
 

 
 
 
 
 
 
…………なんなんだよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「くそがぁ!!」
 
俺は軍刀を握り直すと、レ級に向かって突撃していった。チラリと確認すると、春雨達は俺達の横ぐらいを移動していた。せめて、アイツらだけでも。
 
俺はレ級の目の前までくると、左手で砲門を抜き、そのまま砲撃する。
 
ドォン!
 
レ級に着弾。煙が上がった。
 
俺は止まること無く、レ級に向かって斬りかかる。
 
ヒュォン、スッ。
 
すると、軍刀が止まった。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
「…………オォ、悪クナカッタ。四十点!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
俺の軍刀を、レ級は親指と人差し指で挟んでいた。押しても引いても、動くことは無かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次の瞬間、全身に衝撃が走った。
 
どうやら、砲撃をもろに食らったらしい。
 

 
 
 
 
 
 
 
……こんなの、どうすれば良いんだよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…………春雨。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
薄れ行く意識の中、俺は最後に春雨のことを思った。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
夢を、見た。
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