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魔法科高校の劣等生 〜極炎の紅姫〜
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「達也くん、深紅ちゃんおはよう!深雪さんもおはようございます」
次の日、深紅、達也、深雪が登校していると、真由美が走り寄ってきた。
「おはようございます会長」
達也がそう言い深紅と深雪が腰を折る。
「いきなりで悪いんだけど、今日のお昼の時間生徒会室にきてくれないかな?できれば三人とも」
「わかりました」
「お邪魔させていただきます」
「伺います」
「ふふっ、じゃあよろしくね」
真由美はそれだけ言うと、軽やかな足取りで去っていった。
??????
昼休み。
「失礼します」
三人が一緒に生徒会室に入る。
そこには大きなテーブルがあり、周りに四人の女子生徒が座っていた。
「さっ、三人とも遠慮なく座って座って」
真由美が進め、深紅たちはそれぞれ席に着いた。
「えーと、入学式の時も紹介したけど、一応もう一度紹介するね。
こちら、生徒会会計の市原 鈴音。通称リンちゃん」
「……私のことをそう呼ぶのは会長だけです」
整ってはいるが、少しきつめの印象を受ける顔立ちは、美少女というより、美人と表現する方がふさわしく見えた。
呼び名も、『リンちゃん』より『鈴音さん』の方が合っている気がする。
「こちらはもう知ってるわよね?風紀委員長の渡辺摩利」
「よろしくな」
摩利はにこりとハンサムな笑みを浮かべた。
−−−女子にも人気がありそうな人ね。
深紅がそんなことを思う。
「こっちは生徒会副会長の中条 あずさ。通称あーちゃん」
「下級生の前で“あーちゃん”はやめてください!わたしにも、立場というものがあるんです!」
顔を赤くして涙目で訴える、真由美よりもさらに小柄な少女。
あずさにとっては不本意だろうが、その姿は大変あだ名に見合うものだった。
「あと、副会長のはんぞーくんを加えたメンバーが、今期の生徒会役員です。
それではまず、お昼にしましょうか」
??????
「渡辺先輩はそのお弁当をご自分で作られたのですか?」
深雪がプレートの中の食事をつつきながら、一人お弁当を持参していた摩利に尋ねた。
「そうだが……意外か?」
摩利は意地悪そうな笑みを浮かべて問い返す。
「いいえ、そんなことはありませんよ」
それに対して答えたのは、深雪ではなく深紅。
「手を見れば、普段から料理しているかどうかくらいわかります」
そう言いながら、摩利の手元に視線を向ける。
全てを見通すかのような、深紅のまっすぐな視線に羞恥を感じ、摩利は手を隠す。
「お兄様。わたしたちも明日からお弁当にいたしますか?」
「深雪のお弁当は魅力的だけど、食べる場所がね」
「あっ、そうでした……」
「……まるで恋人同士の会話ですね」
達也と深雪の会話を聞いて、鈴音がかすかに呆れを含んだ視線を向ける。
「深雪にはちゃんと付き合
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