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十六夜咲夜は猫を拾う。
第11話
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『お、見たことない顔だな?狐…いや、猫耳か?お前、地霊の悟り妖怪の所の猫と同じか?それとも妖怪か?』
魔理沙が白夜に興味を持ったか、部分を玩具を与えられ喜ぶ子供のような目をし色々な部分を見だした。
『違うわ。その猫は妖怪じゃないのよ。1000年以上生きる、とある村の神のような存在の子供なのよ。』
咲夜が淡々と説明する。
『ついでに、悟り妖怪の所のお燐のような猫でもないのよ…。』

『…ふぅん。まあ、どうでもいいのよ。その子はあと。レミリア!この天気、前にも見たことあるわよ。貴方の仕業ならさっさと……』

『随分とせっかちね。ついでにこの天気は私のせいじゃないのよ?』
さっさと異変を解決させてしまいたいのか、レミリアを急かす霊夢。
そんな霊夢とは正反対に、紅茶を飲みながらまったりと窓を眺めるレミリア。
確かに前に一度空を赤い霧で多い尽くし、太陽の光を遮断したこともあったため疑われても仕方が無いのだが、こればかりはレミリアのせいではないのだ。

『レミリアじゃないなら誰…………が………』

勘づいた霊夢は、言葉を不安定に紡ぎながら
白夜の方へと振り向いた。

『…まさか、あの白い猫…?』

疑問が未だに確信に変わっていないのか、
レミリアに疑い深い様子で問いかけた。

『そうよ、この天気はすべてあのこ…白夜がほとんど無意識下でやったものなのよ。』
『お…おいレミリア!冗談きついぜ?いくら何でもここまで大規模な魔法みたいなの、あんなレミリアと大して見た目変わらないようなやつが…』

『できちゃったから、今こうなってるのよ?』
『いや、だってそうだとしたら…今回の異変の原因はすべてあいつのせいだって言うのか!?』
『そうよ?』

ケロリとした、取り乱しもしない当たり前かのような言い方をする。
その反応に、どうしていいかわからず、思わず
言葉を飲み込んでしまう。

『…まあ、退治するまでなのだけれど。』

その話を聞いても尚、妖怪退治の任務を遂行しようとする霊夢。
いくら妖怪でないといえど、異変を起こしたことに変わりはないから、という理由であろう。
霊夢には、妖怪を退治する理由も、しない理由もこれといったものがない。ただ妖怪だから、というだけ。

『…無駄よ博麗の巫女、やめなさい』

『だったらさっさとこの天気を…』
『話を聞いていなかったの?白夜は、これらを全て無意識下でやっていたのよ。どうやってこの天気を回復させるというのかしら?

…最も、白夜を退治したら尚更この天気は治らないわよ』

こんなの、分かりきっている事だった。
発動させた能力により異変と思われるまでの大規模な力を出している。だがそれは無意識下であり、本人でさえも制御不可。

そんななか退治されてしまう
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