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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第11話。変人の夢。
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発に応用する専門家。これを技術者と言うんよ。」
「つまり科学側ってこと?こんな魔力を持っていて・・笑えないわね。」

吐き捨てるように失笑する凛ちゃん。少しカチンとくるな。

「魔力とか関係あらへん。凛ちゃんは魔術の道で究めたいことがあるんやろ?それと同じことや。」
「・・参考までに聞かせて貰うわ。あなたが・・・・目指しているものは?」
「ロボットと言う言葉は知っているかい?」
「ええ。流石にそれぐらいは知っているわ。」
「この言葉の語源は、チェコ語の『強制労働』。俺が作りたいのはそうじゃない。」
「・・召使いじゃないってこと?」
「そう。鋼鉄の体に魂と言う名のプログラムを。社会的知識を持ち、人間と同等の心を持つ。人造人間と言ったらいい・・か?新たな『人』を生みだす業よ。」
(科学が未来に向かっていく物ならば、魔術は過去に向かっていく物だが行き付く所は同じ・・誰が言い出したのか知らないけど、よく言ったものね。)

タダの夢とかでなく、実際晋吾は後一歩のところまでいっていた。・・が、不可能に挑むなら狂気に走らないといけないじゃね?でも何すればええん?・・よし、とりあえず研究室に籠るか。

と研究室に籠り始めて、睡眠中に別の研究室からの火災で死ぬという。何ともしまらない最後を迎えていた。

死後、周りに

「あの愉快な爺さん。とうとうボケていたのか。」「いや生まれた時からボケてたよ。一緒に居て面白かったけど。」

とか言われる始末。愛させれているみたいだが、微妙に可哀想である。

「・・・・それがあなたの道。・・分かったわ。道は違えど、目指すところは同じってわけね。」
「・・んで、凛ちゃんは?」
「私?・・・・魔術師の私がベラベラと言う訳ないでしょ。」
「・・クックック。そうやったの。」
「フフッ。ええ。そうよ。」
「改めて、宜しゅう。魔術師。」
「宜しく。技術者。・・でいいかしら?微妙に合わないけど。」
「技術師の方が合うか?」
「いいわね。」

進む道は違えど、こいつなら・・友人であってもいいかも。そう思い始める凛であった・・





次の日・・・・

ピンポーン。ピンポーン。ピポピポピンポーン。ピポピポピンポーン。ピポピポ・・

「・・・・・・何よ。」

今日も不機嫌そうな声の凛。早くも昨日の思いが消え失せそうである。ちなみに今日は玄関まで来ていません。

「おお。使えたやん。やったね!凛ちゃん!!」
「使うも何も、ボタンも押さないでいきなり画面がつくなんて、これどうなってるのよ?」
「そうゆう仕様なんよ。んで、上がっていい?」
「嫌って言ってもいいかしら?」
「そしたら、呼び鈴押しま
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