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ジオン公国転生記
第32話 宇宙戦艦ヤマト2199編
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アは悟ったユーリが何故あれ程慎重になっていたのかを。
 無敵な存在などいない自分達より強い存在等いくらでもいるそれをユーリはいや兄上も分かっていたのだ。
 自分は人が工夫し研究してきた物に乗り相手より自分は強いと勘違いしていたのだ自分は何て愚か者だろう。
 自分は一体今迄どんな貢献をしてきたのであろう。
 ユーリは幾度も死にかけ、いや死を経験しながらもジオンを強くしジオンを守って来た。
 そして他の世界に多くの仲間を作って来た。
 ユーリは本来ガンダムに存在しないイレギュラーな存在だだが、ギレンに並ぶ頭脳を持ちドズルをも上回る戦闘センスを持つ。
 それでいて誰よりも明るく誰よりも仲間思い誰よりも慎重で誰よりも勇気を持つ、そんなユーリの優しさに私は甘えていながら2度も裏切ってしまった。
 私は一体誰なんだろうキシリアは頭脳明晰、冷静沈着、憑依転生者失格だな。
 だけどユーリは今私が温かい心に傷をつけて苦しんでいる戦わす訳にはいかない。
 責任を取らねばならないキシリアではなく私自身が、ごめんねキュベレイお前を作ってくれた人を傷付け貴方にもでももう少しだけ力を貸してあいつをユーリの所に行かせる訳に行かないのお願いだから私に力を。


 その時キュベレイが何処からともなく現れた金色に輝く光に包まれた。。
 ユーリの愛機にして消えて行った『ブラッディ』と同じ輝きに包まれキュベレイが消えて行った。
 輝きが消えた時キュベレイの頭部が復元されていた、そして『ブラッディ』が合体していた、キュベレイと共に金色に変わって。 

 キシリア「そうかお前あの世からユーリの作品を守りに来たんだな。私の魂をくれてやるその代わりあいつを倒してくれ。そして厚かましいくてすまんがキュベレイをユーリに返してやってくれ頼む」

 金色のキュベレイが敵艦に向って飛んだ、ユーリの時の猛々しい飛び方で無く優雅に優しく飛んだ。
 それでいて敵艦の激しい砲火がかすりもしない。
 キュベレイが両腕を突き出しビームガンを構え撃った、いつものビームでは無かった金色に輝くビームを放つと敵艦を貫通し敵艦は大爆発を起こし沈んだ。
 戦場に歓喜の声が響く事は無くただ静けさが支配していた。


 キュベレイが通常色に戻ると同時に『ブラッディ』が離れ飛び去った。
 そしてある恐怖が皆の記憶をよぎった、それはあの状態で戦い終えた血だまりに倒れ伏すユーリの姿を。
 1番にジョニーが動いた、キュベレイを背後から抱えると一直線にジオンを目指した。
 他の者も少し遅れて追従した、キシリア専用発着場に。
 発着場に着くとキュベレイを横たえさせ、ジョニーはゲルググのハッチから直接キュベレイのハッチへ飛び移り外からハッチを開いた。
 中には左腕から少し血を流したキシリアが気を失
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