暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
蓮根で見通しの良い年に・1
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り塩味に仕上げてみた。

「はいよ、まずは軽く摘まめる『レンコンチップス』だ」

「あら、パリッとしてておやつにも良さそうね」

「だな。サラダの彩りなんかにも使える」

ポテトチップスとはまた違った、パリパリとした軽い食感と青のりの風味、ハーブの香りと塩気が口に広がる。そこに酒をクイッと流し込む。するとまたレンコンチップスの歯応えと塩気が欲しくなる。手が止まらなくなる奴だ。如月がレンコンチップスを堪能している間に、もう一品といこう。




《エスニック風味!レンコンのナンプラーきんぴら》※分量2人前

・レンコン:150g

・ニンジン:20g

・干し桜エビ:大さじ2

・ごま油:大さじ1

・みりん:小さじ1

・ナンプラー:小さじ1

 レンコンのきんぴらは、まぁ和食の定番料理だわな。それをちょいとアレンジして香ばしいエスニック風味に。レンコンは皮を剥き、5mm幅の銀杏切りに。ニンジンは皮付きのまま薄い銀杏切りに。

 フライパンでごま油を熱し、干し桜エビを入れて焦がさないように中火で炒める。香ばしい香りが立ってきた所でレンコンとニンジンを加えて更に炒める。全体に油が回ったら、蓋をして蒸し焼きにする。

 レンコンが透き通ってきたら、ナンプラーとみりんを加えて味付けをして、軽くアルコールを飛ばす。この時、少しピリ辛がいいなら鷹の爪を少々いれるといいだろう。調味料が全体に馴染んだら、器に盛り付けて完成。

「お次は『レンコンきんぴら』だ」

「あら?でもきんぴらにしては色が薄いような……それに、匂いもお醤油っぽいけど違うわね」

 醤油を使うと、きんぴらはどうしても茶色っぽくなるからな。

「あぁ、そりゃそうさ。醤油を使わずにナンプラーで味付けをしてあるからな」

「ナンプラーって、タイ料理に使うアレ?」

「そう、魚醤だから色は醤油に比べて薄いし味も独特だがな。加熱するとそのクセの強さがいいアクセントに化けるんだ」

 騙されたと思って食べてみな、と進めると、恐る恐る一口。すると驚いたように目を見開き一口、また一口と箸が進む。

「な?美味いだろ」

「えぇ、これでビタミンCも取れるなんてとっても得した気分♪」
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