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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第八話
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を頼んで出て行っていた。
――あれ、なんかジョアンさんの時とデジャヴ…?


「えっと、アンジュ……さっきの老人は?」

「あら、衛司。さっきの人はモラード村の村長のトマスさんといって、何でも村で捕まえた魔物をカダイフ砂漠のオアシスまで搬送して逃がして欲しいらしいのよ」


「捕まえた魔物を……?……そう言えばモラード村って確か……」


「えぇ。ご想像の通り、ジョアンさんの住んでる村よ。さっき聞いておいたけどジョアンさん、元気に村の仕事を手伝ってるみたいよ」


僕の問いにそう答えて、どこか安心した笑顔を浮かべるアンジュ。確かに、あの煙で本当に元気になったか不安だったが、元気だと分かれば安心するだろう。
…………あくまで村長の話が『本当であれば』だが。


「……アンジュ。その魔物の搬送依頼、僕も受けるよ」


「あら、本当?…でも、大丈夫?あなた、一応病み上がりでしょ?」


「うん。でも病み上がりだからこそ、リハビリ感覚で依頼をやっていかないと体が動かなくなるからね。それに……気になる事も出来たし」


アンジュにそう答えた後、先程トマスさんが出て行った方を見る。本来ならジョアンさんの無事は聞いたら普通に頷いていたが……流石に先程のコクヨウ玉虫の例を見た後じゃどうにも上手く頷けなかった。
それに……気のせいか何か嫌な予感がした。



――その後、まさかこの嫌な予感が本当に的中するとは僕は思ってもいなかった……。





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