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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第7話
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ませんね?」

「………っ………」

「うふふ、さすがは”聖女”ね。」

「ハハ、過大なお言葉、汗顔の至りであります。」

リアンヌ分校長の問いかけを聞いたミハイル少佐は息を呑み、レンは意味ありげな笑みを浮かべ、レクター少佐は口元に笑みを浮かべてはいたが目は笑っていない状態で謙遜した答えを返した。



(あ、相変わらずこわいな〜、”鋼の聖女”は………というか前々から聞こうと思っていたけど、何で”結社”の”蛇の使徒”だった”鋼の聖女”がいきなりメンフィルに寝返って、”英雄王”と”聖皇妃”の専属護衛になったの?)

(ア、アハハ……その件には色々と複雑な事情がありまして、説明する機会ができた時に、説明致しますわ。)

(やりあってるレクター少佐もさすがの面の皮の厚さだが………)

(ううっ………心臓に悪いなぁ。)

(うふふ、多分”特別カリキュラム”の事でブリーフィングをする為にこういう事が頻繁にあると思うから、今の内に慣れておいた方がいいわよ♪)

(ほう?クク、同じ”鉄血”の”子供”の”乙女”と比べると随分と肝の据わった男だぜ。)

(あー……そう言えば以前の”合同演習”の件でアンタとルイーネ姐さんが”氷の乙女(アイスメイデン)”をビビらせて追い返した話があったな。まあ、あの面の皮が厚い男だったら、アンタやリア充皇帝もそうだが、ルファディエル姐さんやルイーネ姐さんともまともにやりあえるだろうな……)

一方レクター少佐とリアンヌ分校長のやり取りを見守っていたミリアムは冷や汗をかいてセレーネに小声で訊ね、訊ねられたセレーネは苦笑しながら答えを誤魔化し、リィンは苦笑しながらレクター少佐とリアンヌ分校長を見比べ、居心地の悪そうな様子を見せているトワにレンはからかいの表情で指摘し、興味ありげな様子でレクター少佐を見つめて呟いたランドロスの小声の言葉を聞いたランディは苦笑していた。

「―――まあいいでしょう。そろそろ本題に入って下さい。奇しくもここに、鉄道憲兵隊と情報局の少佐殿達がいる――――さて―――どのような興味深い話をしてくれるのですか?」

そしてリアンヌ分校長の言葉を合図に”特別カリキュラム”についてのブリーフィングが始まった――――





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