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歌集「冬寂月」

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 侘び濡れて

  けふも陰りし

   心なる

 憂きしわが身は

    黄昏れにける



 恋しさはなくならず…寂しさに暮れる…。

 心は陰り…何もかもに苛立つ自分にまた、苛立ってしまうとは…何とも無様なことではないか…。

 憂いばかり…恨めしいこの身をどうしたものかと…ただただ、黄昏るしか出来ぬことよ…。



 枯れ落つる

  もみじ葉の紅も

   色褪せて

 冬そ虚しや

    添ふ影もなし



 もうあちこちで木々は葉を落とし…紅葉も鮮やかなその紅を褪せさせている…。

 また冬が来たが…今年は一段と寂しさが募る…。

 郷里から離れ…愛した人の影もなく…思い出を顧みる景色もないのだ…。


 何と虚しい冬なのだろう…寄り添う影もない、ただ冷々とした…寂しい冬だ…。




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