第四十一話 疾風ゲット!
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
??んまさか、士官学校のシーンを思い出す、一年前だが面影がある。
しかしこんな所に来るのか?
困惑する俺をみてエヴァが不思議そうな顔をする。
「そうねミッターマイヤー候補生、直接会うのは初めてですね、
士官学校では教室でお会いしたはずです」
やはりそうだ、テレーゼ様皇帝陛下の皇女様だ!!
テレーゼ様はにこりとして。
『思い出してくださいましたね、
わたくし銀河帝国皇帝フリードリヒ4世第三皇女テレーゼ・フォン・ゴールデンバウムと申します』
『この度はエヴァンゼリンさんにご迷惑を掛け済みませんでした』
俺もエヴァも絶句してしまった。
皇女殿下が平民の俺たちの前に居る。
しかも俺たちに謝っている。
2人とも何も言えずに目をパチクリさせる。
確か皇女様は8歳ぐらいにはず、
其れなのにこの受け答えには一言一言重みがある。
『お会いする機会は少ないですが、エヴァンゼリンさんとはお友達になりたいです』
驚いた皇女様がエヴァと友達になりたいなんて、エヴァも驚いている。
『是非ミッターマイヤー候補生もお友達になって下さいね』
俺はどう言って良いか言葉がでない。
皇女様はにこやかにお笑いになる。
中将閣下とケスラー少佐を見るとニコニコしている、
つまりは全て任せろと言う事か、
そうこうしていると、エヴァが話し出した。
『皇女殿下私のような者を友達なぞ恐れ多い事です』
『エヴァンゼリンさんはお姉さんみたいだから、
たまに会うだけでも良いからお願い』
ここまで言われたら受けざるを得ないだろう、
それにエヴァを救ってくれた皇帝陛下の皇女様だ、
可愛い方じゃないか、エヴァも笑顔になっていった。
「皇女殿下わたくしウォルフガング・ミッターマイヤーは殿下にお仕えいたします」
エヴァも其れを聞いて、
「皇女殿下わたくしエヴァンゼリン・ミッターマイヤーは殿下にお仕えいたします」
皇女様はえっと言う顔をして、
『ミッターマイヤーさん、エヴァンゼリンさん家臣じゃなくて友達ですよ』と仰った。
『お友達の為にエヴァンゼリンさんとミッターマイヤーさんは守ります、
絶対変な人が来ないようにさせます』と仰っていただいた。
聡明な皇女様だと感動した。
俺達のように只の平民に優しくしてくれて、友達になってくれと仰る。
皇女様の様なお方が真の皇族と言うのだろう。
何処ぞの寵姫のクソ餓鬼とは大違いだ。
あのような成り上がり者と全く大違いだ、エヴァも感動しているようだ。
皇女殿下にお仕えする事が楽しみになってきた。
我が忠誠を捧げるのはテレーゼ皇女殿下しか居ないとこの時、
大神オーディンに誓った。
その後夕食をご馳走になり、エヴァの料理の方が旨いけどね、
皇女殿下からエ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ