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MS Operative Theory
内部図解
歩行システムA
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??脚部ユニットの構造??

 空間重機用マニピュレーターから発展したと考えられるMSの脚部ユニットは、「指」が無いことを除けば人間の足に近い形状を採用している。しかし、多重関節の採用や関節へのモーターの搭載、更にスラスターやジェネレーターの内臓など、可動機構や機能は人間のそれと大きく異なっている。また、モノコックやムーバブル・フレームなど世代による構造の違いがあるほか、人間の脚部構造では不可能な方向に曲がる可変機構などを持つケースも多い。MSの脚部ユニットは複合型デバイスとしての機能も有するのである。

■大腿部

 股間部と脛部を繋ぐ部位で、スカートアーマーの下に隠れていることも多いため、装甲もあまり重視されない。MS-06R(高機動型ザクU)系のように、推進剤タンクが設置されることもある。

■膝関節

 脚部の中核となる関節部分で、多重関節を採用していることが多い。関節自体がフィールド・モーターとなっているケースや、油圧シリンダーなどが設置されている場合もある。

■脛部

 アポジモーターや補助スラスター、武装用ラッチなどが設けられる、脚部のプラットホーム的な部位。脚部を構成するモジュールの中では。もっとも大きな部位である。

■足部

 地面や床に設置する部位で、足裏には保護用/グリップ用の処理が施されるほか、スラスターが内蔵される。足部を分割して関節部を設けることで、駆動性を高めたモデルも多い。


??派生型の脚部ユニット??

 上述のように基本的な構造を持つMSの脚部は、MS-06F(ザクUF型)やRX-78(ガンダム)に代表される初期のMS、そしてザンスカール戦争で使用されたリガ・ミリティア系MSなど、機動システムの殆どを胴体に集約したタイプの機体に多く見られる。これ以外にも、フレキシブルな脚部に大推力スラスターを搭載することで、機動性の確保を目的とした試みや、重武装化の中で脚部の兵装プラットホームへの転用が行われた。

■高機動タイプ

 ランドセルへのスラスターの搭載の限界や、偏向型推進器としての可能性を模索する中、MS-06R(高機動型ザクU)の頃から、脚部に大推力スラスターが内蔵されるようになった。この発想はMS-09(ドム)シリーズを通じて技術的に完成し、U.C.0080年代中盤以降、大半のMSに採用されることになった。

▼MS-09(ドム)

 脚部に熱核ハイブリッド・エンジンを搭載することで、ホバー走行を可能とした。脚部への推進器搭載は、MS-14(ゲルググ)にも継承された。

■武装化タイプ

 遮蔽物が多い重力下では射界の確保が困難であるため、脚部への火器の内蔵は一般的でなく、MS黎明期においては、MS-06J(ザクUJ型)のフットミサイル・ポッド
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