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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
12月/クリスマス
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「おつかれさま。はいこれ差し入れ」

「え、エナジードリンク・・・・」


ライブ後。
楽屋へと通された二人は、アイドルたちに差し入れを持ってやってきた。

疲れているだろうからと、翼刀はエナジードリンクを。
青龍はというと、デコレーションたっぷりの、様々なケーキが入ったケースだ。


「翼刀・・・・それはさすがに・・・・どうかと」

「えっ!?」

「さすがは体育会系・・・・」

「そ、そんな哀れむような目で見ないで下さいよ!!」

「い、いえそんなことないですよ!!疲れてますし、これからも動くのでうれしいです!!」

「ほら!!こういってるじゃないですか!!」

「はあ・・・・それならそれで・・・・いいのですが・・・・」


「ケーキおいしいのー!!」

「あっ!こら美希勝手に食べ始めちゃだめでしょー!!」

「でも、これから美希お仕事あるから時間ないの。だから食べれるうちに食べとくの!!イチゴババロアもーらい、なの!」

「はぁ・・・美希ったら」


今日はお招きいただきありがとうございます、と翼刀たちが礼をして、これでお礼ができてよかったです、と笑う彼女たち。
そして少しだけ談笑して、じゃあ行こうかと、仕事組が立ち上がって荷物をまとめ始めた。


「まだお仕事が?」

「はい。年末の生番組のリハとか、あとは来年の番組の収録とか」

「あぁそっか。君たちにとってすりゃ、もう年越してるみたいな感じなのか」

「収録で「あけましておめでとうございます」っていうのもなんかおかしくて」



「春香ちゃん美希ちゃん、いってらっしゃーい」

「はいはーい!!がんばっちゃいますよー!」

「では響、美希。わたくしたちもまいりましょう」

「わかったさー」

「はいなのー。お迎え来てる?」

「プロデューサーは春香たちを送っちゃうから、自分たちはタクシーでだぞ」

「がーん!ハニー!!」

「でしたら・・・・私がお送りいたしましょうか?」

「青龍殿が?しかしプロデューサーでない殿方が一緒となると・・・・」

「ではこうしましょう」




「すっごいぞー!!自分、龍の背中に乗るなんて初めてさー!!」

「速いの速いのー!!」

『しっかり掴まっていて・・・・くださいね』

「面妖な面妖な面妖な・・・・・ひっ、響!!地面が、地面があんなに下に!!」

「貴音ー、しがみつきすぎさー」






「いっちゃったな」

「はい・・・・」

「・・・・じゃっ!ボクはこれで!!」

「真ちゃん!?今日はオフだって」

「家の大掃除やるからさ!!じゃあねぇー!!」

「あっ、あっ、ま
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