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奇妙な暗殺教室
旅館の時間
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「いやいや、持ってるもの持ってるね〜〜…えい!!鷲掴み!」

「ちょっ!中村さん!」


「あ〜〜こりゃあ良い気分だ」


「うわぁ…手の手つき完全にエロ親父だよ」


「どこ触って…待…やっ…ヤダ!」


「良いではないか〜〜良いではないか〜〜」
















「…………聞かなかったことにしよう」



そう言い丈一郎は親父中学生の被害者である矢田に黙祷を捧げ、アツアツのタオルを顔の上に掛け頭の回転スイッチをOFFにした。


一方、室内の風呂にいた他の男子一同は──────



「よし覗こう!!」


「でもどうやって覗くんだ?」


「それをこれから考えるんだろ」


「だが、相当困難だぞ。生半可な方法じゃあこの先にある肌色に染まった幻想郷に辿り着けない」


女子のはしゃぐ声を聞きE組随一…いや、椚ヶ丘随一のドスケベと名高い岡島大河を筆頭に一部の男子達は作戦会議を始めていた。


「昨日女子にバレない様に調べた結果、結論から言うとよじ登って見る方法はまず不可能だ。100%バレるてしまうだろう」


「なら覗き穴を探す又は開通させるのこどちらかの方法が現実的だな」


そんなハタ迷惑な案を出すのはクラス1の瞬足を誇る木村正義


「だが覗き穴を開けるのに躍起になれば女子に勘付かれる…この壁を一体どう突破するのかが鍵だな」


そう言うE組随一の女たらしの前原が言うことは最もで不用意な行動は女子達に覗き行為を察知される可能性が非常に高く、かと言って慎重になれば女子は風呂から上がってしまう。これは彼らにとっては致命的な現実であった。


「いや、その心配をする必要は無いかも知れないぞ」


そう言い眼鏡をクイッとあげるのはクラスでもそれなりに頭がキレる竹林だった。


「竹林…何か策があるのか?」


「あぁ…この旅館は至るところが老朽化でボロボロになっている。僕も昨日柵を中心に粗方見てみたけど露天風呂の方にある柵は特に劣化が激しい」


「と言うことは……」


「そう、劣化が激しいこのポイントに重点を絞って探せば覗き穴を見つけられる可能性も高く、見つけられなかったとしても短時間で覗き穴を確保する事が可能だ。」


「良し!さっそく竹林が提案した場所を中心に捜索するぞ」


「「「「おう!!!」」」」



※彼らは一致団結していますが覗きは軽犯罪法違反という立派な犯罪行為です。軽犯罪法違反の刑事罰は「拘留」と「科料」の2つ。拘留は1日以上30日未満の間身柄拘束される罰則です。科料は1,000円以上10,000円未満の財産刑です。良い子
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