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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0218話『鳳翔さんとパーティ』
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れと提督、鳳翔さんの事を泣かせてはいけませんからね?」
「そうですよー。鳳翔さんは私達にとっても大事な人なんですから!」

間宮さんからはおおらかに、伊良湖ちゃんからは活発にそう言われたので「大丈夫だよ」と言っておいた。

「それではまいりましょうか、提督」
「はい」

私と鳳翔さんはそれで鎮守府内を散歩する事になった。
その後に鳳翔さんと散歩をしながらも、

「鳳翔さん、最近はどうですか? 元気ですか?」
「はい。みなさんもよくしてくださるので私も気兼ねなく過ごせるので嬉しいですね」
「そうですか」
「そう言う提督はどうなんですか? そろそろ限定作戦も近づいてきましたが準備は平気ですか?」
「はい。備蓄に関してはなんとか言っていますし、西村艦隊や志摩艦隊のみんなも一応の練度は確保できましたので後はみんなを信じるだけですね」
「そうですか。扶桑さん達も最近は張り切っていますからね。見ていて私も元気を貰えるような気持ちになります」
「そうですね。最近は特にみんなは気合を入れていますからね」

そう、最近は演習以外にも自主特訓をする子が多く見られるのでみんなそれぞれレイテ沖海戦に向けて意欲を燃やしているんだろうなという思いを感じるからな。
そんな感じで酒保にも顔を出している時に私は鳳翔さんに「少し待って居てもらえますか?」と言って鳳翔さんに承諾をもらって急いで鳳翔さんにプレゼントするものを選んでいた。
事前になにを買うのかも検討していたのですぐに買えることが出来てよかった。
それからすぐに鳳翔さんのところへと戻るのだけど、

「提督? なにを購入していたのですか……?」
「まだ内緒ですよ」
「あら。それは楽しみですね」

そう言って笑う鳳翔さんはやっぱり気づいているのかな?と思いつつもふと時間を確認するとそろそろいい時間だったので、

「鳳翔さん」
「はい」
「ちょっとこれからある場所に連れて行ってもよろしいでしょうか?」
「大丈夫ですけど……どこに行かれるのですか?」
「鳳翔さんにとってもなじみ深いところですよ」

少しのごまかしをしつつ私は空母寮へと足を運んでいく。

「あの、この先は空母寮のある方角だと思うのですけど……」
「大丈夫ですよ。あっていますから」
「えっと、そうなんですか?」
「はい」

そして到着する空母寮。
私は中に入る前に確認を入れる。

「誰かいるか……?」
『あ、はい! お待ちください!』

するとおそらく龍鳳の声が中から聞こえてきたので「わかった」と答えつつ扉が開くのを待っているとしばらくして龍鳳が扉を開けてきた。

「提督! それに鳳翔さんもいらっしゃい!」
「ああ。もう大丈夫かな?」
「はい! 準備はもうできています!」

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