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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三話
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に……。



「………こうも静か過ぎると何だか不気味ね。早く調査を済ませて帰るわよ」

「そう、だね…。何か嫌な予感がしそうだし…」


僕のその言葉と同時に、三人の歩く速さが自然に変わった気がした。






――――――――――



しばらくして着いたのは、一度ヴェイグ達に教えてもらった、ウリズン帝国が星晶を採取している場所であった。そこで見たのは……



「これは……一体……」


「……酷い有り様ね」


周りの草木が枯れ果て、地面には大きなひび割れ等が見えた……まるで其処だけこの森から切り離されているような姿であった。


「……こりゃ大分枯れてんな。多分こんなんじゃもう二度と花は咲きそうにねぇぞ」


「……魔物が出なかったのもこれが原因なのかな」

「……採れるだけ穫って後はポイッ、ね。何とも帝国らしいわ」


暫くその場を見回して僕達の口から出るそんな言葉。これが……国のやる事なんだ。



「……正直キツいわね。…調査は終わったわ。早く帰りましょう」


ロッタが口早にそう言った。確かに…この場所はあまり長く居たいとは思わない。



「……そうだね。じゃ、早く―――」



『帰ろう』、と言いかけて言葉が止まった。
何故か。それは至って簡単だ。
僕達の来た道に、『ソレ』は居たからだ。


青い巨躯。鋭く研ぎ澄まされた牙や爪。
僕が此方に来て、今までで一番……『勝てない』と圧倒的に知らされる姿。

そしてそれはまるで……獲物を見つけたかのように大きく吼える。


――凶竜『ケイプレックス』はそこに存在していた――






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