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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第三話
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後の方で僕から顔を逸らして何かブツブツ言っている。


「……何でもないわ。それに、なんかあったらアンタは私が守ってあげるわ」


「うーん……。それって本来男の僕が言うべき台詞だよね……」


「でも否定出来ないでしょ?」


「うん。正直否定出来ません」


あれ、何でだろう。目から汗が出てるや…。

そんなこんなで…何かコンフェイト大森林の調査に付き合わされる事になった。



「――ところでさ、ロッタ。そのケーキ一体何皿目?確か僕が食べ始める前から居たような気が………」


「…………パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」


「いや、パン今僕食べてるから」




―――――コンフェイト大森林



――あの後僕達は準備を整え、現在コンフェイト大森林を探索しているのですが……



「――………なんでアフロ(ヴォイト)が居るのよ」


「はははっ!細かい事は気にすんなよ、ロッタ!」


同行メンバーが一人増えました。
今僕の隣で不機嫌そうな表情のロッタに対し、ニヤリと笑みを浮かべている頭のアフロが個人的過ぎる男剣士、ヴォイト。
彼も確か『マイソロ』では結構有名な傭兵キャラクターだ。
特に…頭が。


「ちょっと……何でヴォイトがついてきてんのよ?」


「いや、それが………」

「兄弟《ブラザー》が困ってんのを助けんのに理由がいるか?」


「………こんな感じです」


「……頭痛いわ」

ロッタの問いに答えようとした所、ヴォイトからのその一言にロッタは額を抑えて溜め息を吐いた。
因みに兄弟《ブラザー》とは、僕の事らしい。何故か知らないけど。


「で、でもほらっ!人手は多い方がやっぱりいいでしょ?」


「それはそうだけど……そうね、アンタはそういう奴だったわね…」


僕の言葉にロッタは何か思い出したように呟くと、呆れた様子で再び溜め息を吐いた。後、小さく「……馬鹿」と聞こえたのは気のせいだろうか…。


―――――――――



「………おかしいわね」



森の中をある程度歩いていると、不意にロッタの口からそんな言葉がもれた。


「……?おかしいって…?」


「もう大分歩いたのに今私達、ウルフやローパーはおろか、プチプリやチュンチュンにすら当たって戦ってないのよ?」


「そういやそうだな。…いくら戦闘がないとはいえ……モンスターの姿が一匹も見えないのはおかしいな」


ロッタの言葉にヴォイトも頷く。
確かに今、僕達は戦闘を行っていないどころか…魔物の姿を森に入って一度も見ていない。何時もは結構見てたり戦ってたりする筈なの
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