暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica4冥府の炎王〜Xweria〜
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には思いつかない。しかもそれがたった9歳の子供が思いつくなんて、普通はありえない・・・と思う。あー、でもなのはさん達は9歳の頃にはトンデモ戦績を収めてるらしいし。

「まずは、マリアージュを殴る!」

LASと違ってマリアージュは喋るから、ちょいやり辛さはあるんだけど・・・。大切な友達をどうにかしようってしてる敵だから「しょうがない!」よね。右腕の装着してる“リボルバーナックル”のカートリッジをロード。

「脅威レベル5の管理局員を視認。迎撃に入り――」

「おおおおおおおッ!」

言いきる前にあたしは突進して、高速回転させてるナックルスピナーの生み出した衝撃波を拳に乗せて直接相手に打ち込む打撃魔法・リボルバーキャノンを繰り出す。対するマリアージュは、周囲に瓦礫の山が出来てるから回避は出来ない。だから自然と両腕を体の前に掲げてのガード姿勢をとった。

「ガードの上からぶん殴る!」

一切の手加減なしで両腕に向かって拳を打ち込んだ。でも「は!?」これまでのマリアージュとは違う手応えが襲ってきた。ズブズブと両腕だけじゃなくて胸にまで拳がめり込んだ。そう、マリアージュが体を液状化させたんだ。

「うわ、うわっ! それはまずいって!」

マリアージュは可燃性の液体に変化できる。ゼロ距離での爆発なんて受けたら、いくらバリアジャケットに変身していたとしても無傷じゃ済まない。引き抜こうとしても、もう一度実体化した両腕があたしの右腕を抱きしめてる所為で、「抜けない・・・!」事態に陥った。

「この・・・!」

ナックルスピナーのスピナーを高速回転させて、マリアージュの胴体にあたる液体を周囲に撒き散らせつつ、“マッハキャリバー”のローラーを逆回転させて全力後退を実行。少しずつ抜けそうになったところで・・・

「おお! スバルをはっけ〜ん!」

――アイスマン――

マリアージュの周囲に冷気が渦巻いたと思えば、一瞬にして氷で出来た雪?だるまになった。すると簡単に腕を引き抜けることが出来て、マリアージュもガシャァン!と崩れた。振り返ればそこには「アイリ!」が居た。真っ白なドレスの裾や腰から生えてる一対の翼を靡かせながら、アイリが「危なかったね〜♪」大手を振りながらフワフワ浮いてやって来た。

「助かったよぉ〜、アイリ〜」

「どういたしまして〜。それにしても、ホント至るところにマリアージュが居るね。ここに来るまでに7体を潰してきたし〜」

「うん。・・・って、フォルセティ達が見つかった言うか、どこに居るかが判ったんだった!」

「ホント!? どこどこ!?」

今さっき起こった事をアイリに伝えると、「あれ〜!? 何でアイリ達、あの子たちより下の階に居るの?」って首を傾げた。それはあたしも思った事だけど、「今
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