暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
7部 中学生編
3章 夏休み
お約束の宿泊
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おやっさんにはわかったんだろうなぁ
宿泊したら雨は数時間もしたらやんだ。

「お互いにさ、中学生の分際でお金に困らないのはすごいよね」

「うん」

 ホテルの部屋に行くとお約束のツインのベットの部屋ではなく、ダブルベッドの部屋だった。
俺は部屋を見た瞬間なんとまぁベタな展開だと思い座っていると
急な雨で交通機関もマヒしたので宿泊施設に人が集まるのは仕方ない事
ダブルの部屋しか取れなかった。

「女の子同士だから大丈夫だよ」

 きっと男女でもなのはの事だからその時は友達だからって言うんだろうと思った。

「そういえばおやっさんとなに話してたの?」

「綾ちゃんは意地っ張りでごまかしやさんだからよろしくってお願いされちゃった。」

「なにそれ!」

「綾ちゃんはいつ鳴海さんと知り合いになったの?」

「私の両親の友人だけど、私が頻繁に行くようになったのはある事件からなの」

「事件?」

「10年以上前に誘拐事件があってね、それを助けてくれたのがおやっさんなの」

「そうなんだ、そういえば何でおやっさんなの」

「助けてくれたとき、私3才か4才なんだよ、おじさんって言ったら良い顔しなかったから、おやっさんっていったの、それからかな」

「みててね、綾ちゃんの保護者って感じがしたかな」

「間違いじゃないかも、子供の頃ってまだ子供だけどね、いつもは入り浸り立ったから」

「結局なんの相談だったの?」

「それは言えません」

 本人を前にして恋愛相談と同姓愛の相談しに来たって言えないでしょうが

「なのはベッド使用して良いからね」

「綾ちゃんは?」

「私はそこのソファ使う・・・いえ良いです」

 なんか殺気見たいの感じたぞ
無言のプレッシャーって言えばいいのか、逆らわないほうがいいみたい。

「いつもみたいに一緒に寝よう。最近お泊まり会もないから久しぶりだよね」

 鳴海探偵に相談したのは私との事だとわかっちゃった。
私は返事をしたつもりなんだけどなぁ
数年前の決闘で告白されたと思ったから返事したのに言語通りで受け止めたみたいなんだよね
修学旅行の時同じ部屋になって好きって言われたとき今さらって思っていたんだよね
人の事は敏感なのに自分の事になると鈍感ってどうなのかな
でも私にはお付き合いってまだよくわからないって言うのが本当の事
綾ちゃんはお兄ちゃんや忍さんみたいな関係になりたいと思うでもわからない
なんか少し恥ずかしいよね
でもこういう風に一緒に寝たり話したりと何が違うのだろう

「ねぇ綾ちゃん、一緒にお風呂に入ろう」

「え!・・・」

「嘘です。」

「なのはからかわないで」

「ねぇ」

「ん」

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