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勇者って...何?
第39話 飛べるって...何?

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ねえ、雷霧、これどうすれば良いんだろう...
『フェニックスは人になつくのもいるんですがね、この場合はどうしようもありません』
雷霧が、通常の姿になっても駄目?
『フェニックスは魔獣では有りますがどちらかと言うと鳥です、私の眷属は哺乳類なので
多分無理でしょうね』
そっか...哺乳類って俺の記憶から?
『はい』
まあ、ありがとう
「じゃあ、フェニックスさん?名前つけないでいるってのは駄目なんですか?」
「あ、ああ...貴様ごときに名前をつけてもらいたい...訳では...ないからな」
「背中に乗せて貰える?」
「は?なぜ我が貴様ごときを乗せなくては行けない」
雷霧、召喚したのを戻す魔法ってある?
『はい、有ります』
じゃあ、教えて
『呪文は我、求らんは魔獣、フェニックスですね』
分かった
「我、求らんは魔獣、フェニックス」
ねえ、飛べる魔獣欲しいんだけど...
『私、飛べますけど、竜のように速くは行けませんが』
...え?本当に?
『はい、通常の姿になればですが』
あともうひとつ、雷霧だけで、魔獣を掃討出来る?
『響様の魔獣と一緒であれば数的には行けるかと』
じゃあ、お願い
『はっ、了解しました』
「ケンジ、村人達をつれてきました、後、村長さんが話をしたいと」
「うん、分かった、村人達はここで待っているように伝えて、村長さんはどこ?」
「この方です」
「初めまして、この村の村長、ビルダ・ヒースと申します、早速ですがなぜ、避難をしなくてはいけないのですか?」
それも伝えてないのかよぉぉ
「ここの近くに、一匹の黒竜が来ている模様です、それとの戦闘で死者などが出てしまう可能性があります
それを0にするために避難をしてもらうのです」
「それならば、我々村人が!」
「国王様が言うことがあっていれば、ここにいるものでは退治出来ないそうです」
「そうですか、分かりました、で、我々はどこに避難すれば?」
「ちょっと待ってください
我、移動魔法を行使する、我、望は帝都
この扉に皆さん入ってください」
「はあ、分かりました...」
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