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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0167話『長良の早朝ランニング』
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ど、それでも継続的には鍛えていないから疲れ始めてきた。

「ほらほら。司令官、息が乱れてきてるよ。もっと効率的にしていかないとすぐにばてちゃうよ?」
「わかってはいるんだけど、やっぱり鈍っているんだよな」
「うん、それはもう分かった。だから私が司令官の事を鍛え治してあげるね!」

それから長良は少しペースを上げだした。
それで私もなんとか着いていこうとペースを上げていく。
長良のペースに合わせていくとそのうち本当に力尽きてしまうからこういう時に呼吸法を変えていかないと!
それで私は先ほどより慣れてきたのでなんとか呼吸を整えて長良に追いつく。

「お? 司令官、少し慣れてきたみたいだね」
「まぁね。これでも何度か島風と全力ダッシュをしているからそれよりは楽で済んでいるし」
「なるほどぉ。確かに島風ちゃんはどこまでも全力で走っちゃうからね。司令官の苦労がなんとなくわかるよ」
「分かってくれるか……」

それで少しジーンとしながらも、それでも走るペースを落とさない私達。
すると噂をしていたからなのか、私達の背後から猛スピードで誰かが走ってくる気配がした。
それで後ろを振り向いてみるとそこには島風が追い付こうと全力ダッシュをしていた。

「島風!?」
「おう! てーとく、おはようございまーす!!」

それで島風はあっという間に私と長良に追いついてきた。

「噂をすればなんとやら……どうしたの、島風ちゃん!」
「うん! てーとくと長良が走っているのが見えたんで混ざろうと思って全力で走ってきたの!」
「そっか! それじゃいっちょ勝負でもする……?」
「望むところだよ!」

……なにやら長良と島風が私を置いてきぼりにして勝負を始めるみたいな雰囲気になってきたな?
それで私は事前に二人に伝える。

「二人とも。私は私のペースで走っているから二人で走って来なさい」
「了解です! それじゃ島風ちゃん、いっくよー!」
「負けないからね!」

そして次の瞬間には二人ともすごいスピードを出して駆け抜けて行ってしまった。
そんな二人にさすがの私と榛名も苦笑いを浮かべながら、

「運動マニアの長良にスピード狂の島風……凶悪な組み合わせだな」
《そうですね。私達は自分のスペースで走っていましょうね提督》
「そうだな」

それで私達はマイペースに鎮守府を一周走り終わってみるとすでに二人ともゴールしていたのか私を待っていたみたいで、

「司令官! いい汗かいたね!」
「そうだな。島風もお疲れさま」
「うん!」

それでその後はいい感じに汗を掻いていたので服がちょっとベトベトになっていたためにお風呂に入ってこようという話題になったんだけど、

「あ、司令官。私も司令官の方で一緒に入ってもいいか
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