暁 〜小説投稿サイト〜
世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
ローグタウン編
始まりと終わりの町
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から町の景観を見回すルフィ達

「ここが海賊王が処刑された町か。よし!俺は死刑台を見てくる!」

 海賊王を目指すルフィにとって海賊王G(ゴールド)・ロジャーが処刑された死刑台は見逃せないのだろう。

 既に死刑台を見に行く気満々の様子だ。

「俺は食料の調達のために市場に行くか」
「俺は武器の強化のための装備集めだな」
「俺も買いてェもんがある。ナミ、金を貸してくれないか?」
「良いわよ。ただし利子3倍ね」

 サンジは食料の調達、ウソップは装備集め、ゾロはナミにお金を工面してもらっていた。
 だが、3倍の利子を要求されていたが

 アキトもルフィと同様に死刑台を見ることが目的である。

「なあ、ルフィ。俺も死刑台を一緒に見に行ってもいいか?」
「ん?ああ良いぞ!一緒に行こう!」

 ルフィからの了承も得たのでルフィと一緒に死刑台へと向かおうとするアキト

「アキト!一緒にこの町を見て回りましょ!」

 ナミからの買い物へのお誘い

 アキトを買い物に誘うナミの笑顔に曇りは無い。
 彼女は今、心の底から笑顔を浮かべていることが伺えた。

 アキトは彼女のそんな変化がとても嬉しく思う。
 ならばアキトにナミの誘いを断る選択肢はなく、アキトはナミの用事を優先することにした。

「すまない、ルフィ。死刑台には1人で行ってくれないか?」

 アキトは快くナミの誘いを受けることを決意する。
 ルフィへの断りも忘れない。

「ん?おう、分かった!」

 ルフィは対して気にしていないようだ。
 そんなことよりも早く死刑台に行きたいのだろう。

「よし、じゃあ行くわよ!」

 ナミは待ちきれないとばかりにアキトの手を引っ張りながらローグタウンの市街地へと繰り出していく。

 そんな彼らの後ろでは血涙を流すサンジを羽交い締めにするウソップの姿があった。







 現在アキトの目の前ではナミによる服のファッションショーが繰り広げられていた。

「どお?」

 多くの服を試着し、様々な角度でアキトに感想を求めるナミ
 美人であるナミにはどの服もよく似合っていた。

「良いんじゃないか?」

 最初は真剣に感想を述べていたアキトであったが次第に雑な感想になってきた。
 それもこれもナミの試着する服がアキトの予想よりも多かったのが原因だ。

 そんなアキトに反してこの店の店員は考え得る全ての言葉でナミを褒めていた。
 正に店員の鑑である。

「こちら全てお買い上げで!?」

 店員はにっこりとナミに問いかける。
 荒い呼吸を繰り返し、ナミに購入の旨を尋ねる疲労困憊の店員

 そんな店員の傍にはナミが試着した服が山積みになってい
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