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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0139話『空母夏姫の攻略』
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「あ、そう? ま、それなら構わないのだけどね」
「カスミは相変わらず提督思いですね」
「ちょっ!? ザラさん、別にそんなんじゃないから!」
「そうですか? カスミはいつも提督の事になると真剣になるじゃないですか。とても健気です」
「ううー……そんなんじゃないんだからぁ……」

霞はそれで顔を赤くしてしまいそれ以降は黙り込んでしまった。
ザラは特に悪気はないので霞の反応に不思議そうな顔をしているけど意外とツッコミがきついな、霞を黙らせるとは……。

「提督よ! 早く出撃しようじゃないか! この利根、張り切っていくぞ!」
「利根姉さんは気合が入っていますね。それでは筑摩も頑張らないといけませんね」
「よし。それじゃみんな。気合を入れて出撃してくれ。打倒空母夏姫だ」
「「「了解」」」

それで一同は出撃していった。





出撃してみたのはいいのですけど、道中の潜水艦の編成が厄介ですね……。
照月さんが中破をしてしまいました。
利根姉さんも第二艦隊ですから大破しないかハラハラしてしまいます。

「利根姉さーん! 大丈夫でしたか?」
「筑摩よ。吾輩は大丈夫じゃ! 照月が少し食らってしまったが……」
「私なら大丈夫です! まだ航行可能です!」
「そうですか……。しかし道中の潜水艦が厄介ですね」
「そうだね。あたしと千歳お姉じゃ沈められないから……」
「そうね、千代田。道中の潜水艦をどうにかしてもらうようにこの戦いが終わったら提督に進言してみましょうか」

千歳さんがそう言っています。
そうですね。それがいいと思います。
そしてなんとか中破者はいるものの空母夏姫へと遭遇する事が出来たのですけど、

「ヒノ……カタマリトナッテ……シズンデシマエ……!」

水着の恰好をしていますけどいつもの威圧感は変わらず持っていますので要注意ですね。
ですが次の瞬間には驚きに目を見開きました。
基地航空隊が到着したのですけど、なんと言いますか開幕でほとんどの敵深海棲艦を沈めてしまったのです。

「なんじゃ……? 意外に脆いのじゃな」

利根姉さんがそう呟いているのを聞きまして私もそう思いました。
呆気なさ過ぎたのです。
そして残ったのは空母夏姫に戦艦夏姫だけだったのです。

「これなら! 後はこのアイオワに任せておいて! いくわよ!」

そしてアイオワさんがきつい一撃を空母夏姫に叩き込みました。
そしたらまるでバターのように柔らかかったみたいにダメージが入りたった一撃で空母夏姫は沈んでしまいました。

「脆っ!?」

誰かがそう言葉を発していました。
いえ、本当に脆かったのです。
これならもう第二艦隊の皆さんは道中は対潜装備でもいいかもしれませんね。
私達第一艦隊の攻撃だけ
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