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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0123話『朝に起こしに来る人は』
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私がまだ朝五時過ぎの時間帯に目を覚ましてまだ寝ていたいという気持ちになり二度寝をしようと思った矢先に事件は起こった。

「朝ー! 朝ですよー! 朝だってば!!」
「………」
《なんでしょうか……?》

夜の川内張りに朝には騒ぎ出す子の存在を忘れていたなぁ……と。
それで私はしぶしぶ起き出して、

「こんな朝早くにどうしたんだ朝風……?」
「司令官! そんな調子じゃダメよ! 今夜には大規模作戦が始まってさらには『旗風』が仲間になるっていう話じゃない!? だからいてもたってもいられなくなったのよ!」

そう言って朝風は寝室で元気に騒ぐ。
わかった、わかったから。

「はぁー……仕方がない。起きてしまったのもなんだからもう朝の食事を食べにでもいくとするか」
《そうですね、提督》
「話が早くて助かるわ! 朝の元気は食事から始まるんだから!」
「そうだな……少し着替えるから外に出ていてもらってもいいか……?」
「わかったわ」

それで提督服に着替えた私は朝風と一緒に食堂へと向かっていた。
食堂に着くともう朝の準備をしているのか間宮さんと伊良湖さんが朝の支度をしていた。

「あら? 提督に朝風ちゃん、おはようございます」
「ああ、おはよう間宮さん」
「おはようございます!」

間宮さんに挨拶をした後に、

「それにしても提督、本日は早いんですね。今日から大規模作戦が始まるから気合が入っているんですか……?」
「いや、それが朝風に起こされてしまってな」
「そうだったんですか。それではすぐに朝の食事の準備をしますので待っていてくださいね」

そう言って間宮さんは厨房の方へと入っていった。
いや、ほんと間宮さんには頭が下がる思いだ。大規模作戦が始まったらちょくちょく訪れることになるだろうからありがたみを感じるな。

「司令官! それじゃ早く席に着きましょう!」
「そうだな」

朝風はいまだにやる気が抜け切れていないのか騒々……ゲフンッ、元気だ。
これが昼頃になっていくと普通の状態に戻っていって夜には低浮上になっているから本当に川内の健康状態みたいだな。
それで朝食が来るのを待っていると朝風と同じく早起きなのか神風、春風、松風の三人もしっかりとした着心地で食堂へと入ってきた。

「あら? 司令官、早いじゃない? おはようございますね」
「司令官様、おはようございます」
「ふふ、察するに朝風の姉貴に叩き起こされた口だね……?」

神風が私に気づいたのか朝の挨拶をしてきて、春風も礼儀正しく挨拶をしてきて、松風だけはなにやら朝風の方を見ながらもそんなことを言っていた。
松風に関しては当たりなので何とも言えない。
そんな松風に対して朝風はというと。

「別にい
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