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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica2-B特殊機動戦闘騎隊〜Clue〜
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†††Side????†††

幼馴染のイリスが設立した脅威対策室直轄・特務零課、特殊機動戦闘騎隊。戦闘を担当する前戦組はみんなベルカ式の使い手の騎士のみで構成されている。私セレスもイリスのスカウトを受けて、この部隊に入隊することを決めた。最初は騎士団の仕事もあるから乗り気じゃなかったけれど・・・。

・―・―・回想ね〜・―・―・

「部隊設立〜?」

「あなたが? 局内に?」

ザンクト・オルフェンの実家で、お姉ちゃんと一緒にリビングでくつろいでるところに遊びに来たイリスが、局内に新しく自分の部隊を造るって言ってきた。それだけなら驚きはするけど、おめでとうってお祝いの言葉を贈るつもりだった。

「そう! でねでね! フィレスとセレスに、戦闘組として参加してもらいたいの!」

「「え?」」

イリスの造りたい部隊っていうのはガチ戦闘部隊らしく、慢性的な人手不足の所為で大事件の対処にも時間が掛かる局の現状を打破するためのものだってことみたい。各管理世界の地上・航空部隊で対処仕切れない大規模だったり強力だったりした事件の場合、脅威対策室が対処できる部隊の設立を行うんだけど、それだと時間が掛かり過ぎる。イリスはそれをどうにかするため、即座に動ける特務機動隊を造りたい、とのことだった。

「動機としては実に素晴らしいと拍手ものよ。だけどイリス。あなた、ロート・ヴィンデ隊はどうするの? さすがに両組織の部隊長を務めるなんて、余りにも無謀よ?」

「あー、うん。そっちは除隊するつもり。フリーの教会騎士をし続けながらパラディンを目指しつつ、局の特務隊を引っ張っていこうって考え・・・かな」

イリスがお姉ちゃんの問いにそう答えた。今まで隊長を頑張って努めてきた隊を除隊しても、それでも局の部隊を造りたいって意志は応援したいけど・・・。チラッと隣に座るお姉ちゃんを見る。とりあえずお姉ちゃんが参加するっていうなら、私も参加するつもり。

「それでどうかな? フィレスとセレスの戦力って本当に貴重なんだよ。それをプライソンみたく世界規模の馬鹿事をやろうとする連中を狩る事に使いたいの! お願いします!」

「・・・ごめんなさい。あなたのスカウトには応えられないわ」

脚の短いテーブルを挟んだソファに座るイリスが頭を下げてすぐ、お姉ちゃんもまた参加できないって頭を下げて謝った。しょんぼりするイリスが「やっぱり忙しいから・・・?」って訊ねる。

「というよりは、私、これからは騎士団1本に絞っていくために管理局を辞めるのよ」

「「え?・・・ええええええええ!?」」

私とイリスが同時にソファから立ち上がって叫ぶと、「いや、なんでセレスまで驚いてんの!?」なんてイリスが訊いてきた。だから私も「私だって初耳だし! お姉ちゃん、
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