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MS Operative Theory
内部図解
マニピュレーター@
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??ロボットアームの域を超えた、MS用複合機能マニピュレーター??

 本稿で解説する「マニピュレーター」とは、MSなどが装備するアームのことで、MSでは肩部(胴体との接続部分)から指先までの「腕部全体」として定義する。

 MSの汎用性を成立させているデバイスの最たるものが、このマニピュレーターといえる。MSはその始祖ともいえる存在である、ZI-XA3(クラブマン)が開発された時点で「マジックハンド」と呼ばれるマニピュレーターを装備していた。マジックハンドは、コロニーのハッチ開閉や宇宙重機と同等の作業性、各種「手持ち」オプションを用いることが可能であった。更に歩行ユニットと同じく、推進剤を使用しない姿勢制御機構、AMBACシステムとしても用いられた。このような多機能性を持つZI-XA3のマニピュレーターは高く評価されZI-XA3が時期主力汎用戦術兵器選考でMIP-X1(MIP社製試作機動兵器)を下した理由の一つに、マニピュレーターの存在があったことは間違いない。

 MSのマニピュレーターと言えば人間の手を模した「五本指マニピュレーター」が一般的である。五本指マニピュレーターは、RB-79(ボール)やMS-06V(ザク・タンク)が装備する簡易マニピュレーターと比べると、遥かに複雑で、整備性や生産性面では劣っている。しかし、作業性やMS用携行火器類の保持/操作性などの面で優れており、MSを「汎用兵器」たらしめている要素となっている。どの時点で五本指マニピュレーターが実現されたかは不明だが、YMS-05(ザクT)やEMS-04(ヅダ)など、最初期の実機対応MSで既に信頼に足るモデルが採用されていた。また、一年戦争以前、作業用重機として発表されていたザク系に似たMSが、五本指マニピュレーターを使用し、コンテナを積み重ねる姿が確認されている。このことから、五本指マニピュレーターは少なくともMS-04(プロトタイプ・ザク)まで遡られると考えられている。

 ビーム・ライフルやビーム・サーベルなどを保持、使用する手部は「手」としてのみの能力が注目されがちである「手」の部分には、各種センサーが内蔵されているほか、各種兵装にエネルギーを供給するエネルギーコネクター、火器の照準システムとMS側の火器管制装置を繋ぐアダプターなども装備されている。つまり、この「手」部はMSの感覚器であると同時に、兵装にエネルギーを供給するコネクターとしての役割も担っているのである。さらに、一年戦争後には粘着弾や消化剤、ダミーなどを装填する多目的ランチャーも装備され、多機能化が進むこととなった。

 一方、マニピュレーターとしての機能を限定し、兵装としての能力を追及するタイプも出現した。その代表がMSM-03(ゴッグ)などのクロー・アーム、MS-07B(グフ)やMSN-0
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