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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0099話『畑仕事の合間の補給』
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「はい……。最近なのですが暁さん等第六の駆逐艦の子達がアサガオを作りたいとか言っているのですが、司令官、あとでお手を貸してもらってもいいですか……?」
「そう言う話か。わかった。あとで暁たちのためにプランターとアサガオセットを購入しておくよ」
「ありがとうございます……。司令官は話が早くて助かります」
「まぁそれだけみんなも色々と興味を持ってくれているから嬉しいんだよ」

と、そこに榛名が顔を出してきて、

《早霜さん。提督は皆さんの思いを大事にしていますから出来ることはしてあげたいんですよ》
「榛名さん……。その気持ち、少し分かります……」

それで早霜は微少だけど笑みを浮かべていた。
うん。あの早霜から笑みを見ることが出来るんなら誘った甲斐があったな。
誘ってくれた清霜には感謝だな。

「提督さん! それに皆さん。そろそろ休憩にしましょう」
「わかったよ、速吸」

それで私達は一度作業を止めて木陰へと入っていって椅子に座る。
そこに速吸が笑みを浮かべながらタッパを持ってきて、

「はい提督さん。それに皆さん。レモンのはちみつ漬けを作ってみたんです。よかったらどうぞ!」
「「「おー!」」」
「美味しいな!」
「とっても甘いかも!」

みんなが喜んでいる中で私も速吸が作ってきたというレモンのはちみつ漬けは一口口に含むと一気に味が浸透してとても美味しいな。

「もう! 速吸さん! 私も作ってきたんですから持ってきますね!」

そう言って神威もなにやら作ったらしくその後に少しゲテモノが出てきたけど美味しく頂かせてもらった。

「さすが補給艦の二人だな。抜かりはないみたいだ」
「はい! この日のために神威さんと一緒に色々と作ってあるんです。また次は色々なものを持ってきますね。ご期待ください」
「ああ。期待しているよ。……ところで速吸こんな時だけどその恰好は暑くないか……?」
「はい……?」

それで速吸は首を傾げている。
こんな時というのは速吸は今日は瑞雲祭り仕様のジャージを着ているのだ。
それで太陽の日差しもあって暑くないかなと言う感じである。

「あ、大丈夫ですよ提督さん。意外とこの恰好は普段の恰好とそんなに大差はないんですよ?」
「そうか? それならいいんだけど暑かったらすぐに脱ぐんだぞ?」
「はい、わかりました」

速吸はそれで腕をキュッと引き締めて大丈夫アピールをしていた。
うん、この調子なら大丈夫かな?

「さて、少し休んだことだしそれじゃ再開するとしようか」
「「「わかりました」」」

それでみんなと午前中いっぱいは畑仕事をしているのであった。
午後になれば艦隊運営をする予定なのでちょうどいい具合の疲労感だろうな。
一回お風呂にでも入ってくるかと
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