暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
急展開
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いった。
ユーノはなのはたちが家へと入っていったのを確認すると、アルフへと話し掛ける。

「いったいどうしたの? 君たちの間で、いったい何が……?」

「……あんたがここにいるってことは、管理局の連中も見てるんだろうね」

「うん」

 ユーノが頷くと、別の人物の声が割り込んでくる。

[時空管理局、クロノ・ハラオウンだ。どうも事情が深そうだ。正直に話したら悪いようにはしない。
君のことも、君の主フェイト・テスタロッサのことも……]

 そう真剣に話すクロノの言葉を聞き、アルフはしばらく無言であったが、しばらくすると観念するように口を開いた。

「・・・話すよ、全部。だけど約束して、フェイトを助けるって。
・・・あの子は何も悪くないんだよ」

[約束する]

 アルフの悲痛な言葉に、クロノは真剣な表情で頷いた。
そして、アルフはゆっくりと今回の事件の顛末を話し始めた。
プレシア・テスタロッサがジュエル・シードを探していること。
フェイトは母親の命令で、その手伝いをしていること。
ゼロがプレシアに協力していること。

「あたしは我慢できなくなって、プレシアを一発ぶん殴ってやろうと思った。だけど、このザマさ・・・」

 アルフは自分が知っていることを全て話し終えると、深く息を吐いた。

[……とりあえず、プレシア・テスタロッサの目的はわかっただけでもよしとしよう]

考え込むアルフとユーノに、そうクロノが告げた。

「うん、そうだね。なのはと綾さん、聞いてた?」

[うん。聞いてたよ……]

[こちらも聞いてたよ。]

念話越しに、元気の無いなのはの声が皆に聞こえてくる。

[なのは、君の証言とアルフの証言から、彼女の言葉に嘘偽りはないと判断する]

[うん。これからどうなるのかな?]

クロノの言葉に、なのはが質問を返した。

[プレシア・テスタロッサ及び、ゼロを捕縛する]

 
[だから、僕たちは艦長の命令があり次第、今回の任務をプレシア・テスタロッサとゼロの捕縛に変更する。
君はどうする、高町なのは?
それに南條綾]

クロノがそう話すと、なのははしばらく黙っていたが、決意の篭った声で話し始める。

[……わたしはフェイトちゃんを助けたい!
アルフさんの想いと、それからわたしの意思。フェイトちゃんの悲しい顔は、
何だかわたしも悲しいから。だから、その悲しい思いから救いたい。
それに、友達になりたいって返事もまだ聞いてないし]

「私は最初っからなのはのサポートって決めていたからなのはのお手伝いはするつもり」

[わかった。こちらとしても、君達の魔力を使わせてもらえるのはありがたい。
正直な話、今の僕たちだけではフェイト・テスタ
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