暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
急展開
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ようとした時

「と言うわけでいったんなのはさん、ユーノさん、綾さんはいったん帰りましょう。さすがに長時間滞在しているのも悪いですから」 

 今、なのははリンディの計らいで高町家へ帰ってきていた。
なのはが帰ってくると、母親である高町桃子は笑顔でなのはを抱きしめてくれて、なのはは嬉しくて、
少しだけ涙を流していた。父の士郎、兄の恭也、姉の美由希はそんな二人を笑顔で見つめていた。
そしてなぜか綾の両親までいたのだから綾はびっくりしてしまった。
その後はリンディを交え、リビングでなのはたちは話をしている。

「と、そんな感じの十日間だったんですよ〜」

「あら、そうなんですか〜」

「いい経験してきたみたいね綾ちゃん」

 そう笑顔で会話をしているのは、リンディと桃子と綾の母親である。
桃子の横には恭也と美由希が座っており、
美由希の膝の上には、フェレットの姿となっているユーノが座っていた。
桃子の対面に綾の母親と父親が座っていた。
 
 一方、なのははというとリンディと桃子の会話を聞きながら、僅かに笑顔を引きつらせていた。

[――というか、リンディさん、見事な誤魔化しというか、真っ赤な嘘というか……]

[う、うん。すごいね……]

[本当のことは言えないですからね]

[まぁ流石としか言えないですね]

 なのはとしては本当は、家族に嘘をつくのは気が引けるのだが、
流石に今自分が行っていることを言うことはできないため、リンディが嘘で誤魔化しているのだ。
そんなリンディの心配りに有り難さを感じていると、美由希が声を掛けてきた。

「なのは、今日明日くらいはこっちにいられるんでしょ?」

「綾ちゃんもそうなの?」

「うん。大丈夫」

「なのはだけそれで私が帰れないなんて・・・そうなったら私は悲しいかも」

「なにか理論武装して困らせて反省室息とか」

「・・・美由希さんはそう私の事を思っていたんですね」

「そうそうアリサもすずかちゃんも心配していたぞ? もう連絡はしたのか?」

 恭也さんがナイス質問をしてくれて話が変わってくれた。

「うん。さっき、メールを出しといた」

 恭也の質問になのはは笑顔で答える。

 次の日・・・
普通の小学生と同じく学校へと登校していた。
なのはは親友である、月村すずかとアリサ・バニングスとの久しぶりの学校に笑顔を見せていた。
同じようにすずかとアリサも、なのはが学校に来たことをとても喜んでいた。
そして、なのはは二人にこれからのことを魔法関係を除いたことについて話しをした。

「そうそうまさか綾が完全にかかわっているとはね。結構冷たいのね」

「綾ちゃんも少しは話してくれても良かったのに」


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