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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0080話『少し遅めのプール掃除』
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?」
《はい。わかります。提督は女性になってもいつでも襲える環境なのに誰も襲わない……とても偉いです》
「そんな後で罪悪感と艦娘達の非難の声に襲われるようなことはしたくないからな」
《提督はとてもご立派です》

そんなやり取りをしている時だった。

「司令官! 早くお掃除しようよー!」
「わかったよ長良。昨日のうちにはもう水は全部抜いてあるからいつでもできるからな」
「私達も夏になったら泳ぎたいからね。本気でいくよ」
「わかった。期待しているよ」

と、そこで暁たちが目に入ったので少し注意しておく。

「暁ー!」
「ん? なに司令官……?」
「他の三人もだけど今現在プールはぬかるんでいるから十分注意して掃除するんだぞ?」
「わかったわ」
「わかりましたなのです」
「ふふん、雷に任せなさい司令官!」
「了解だよ」
「よし。それじゃみんな、始めてくれ」
「「「了解」」」

それで私もデッキブラシを持って一気にプール内を掃除していく。
そこに阿武隈がさっそくこけていて、

「あー……やっちゃったぁ……」
「阿武隈。もう服が泥だらけになっているぞ」
「うー……ヌメヌメしていて気持ち悪いですぅ」
「阿武隈! それじゃ掃除が終わったら入っちゃおうよ! きっと気持ちいいぞう!」

鬼怒がそう言って前向きに笑っていた。
そうだな……。
プール掃除に参加してくれたみんなにはご褒美も必要だな。よし。

「わかった。みんなー! このプール掃除が終わったら一番に入る権利を上げよう。だから頑張ってやっていこう」
「「「やったー!」」」

それでみんなは俄然やる気を出したのかデッキブラシで藻を擦る作業がスピードが上がった。
いい調子だな。

「提督さん。こちらは終わりましたよ」
「由良。そうか。それじゃ第六駆逐隊の方を手伝ってやってくれ」
「わかりました。由良、頑張っちゃいます」

そう言って笑顔を浮かべた由良は暁たちの方へと向かっていった。
一方で長良が一番この中ではプールに入りたいらしく、

「とおーーーーりゃー!!」

すごい勢いでデッキブラシを走らせていた。

「な、長良姉さん! 待ってぇ!」
「遅いよ名取ー!」

長良と名取は競争でもしていたのかプール中を走りまくっていた。

「長良と名取も元気ねぇ……」

五十鈴はマイペースに掃除をしていた。
そんな五十鈴に近寄っていく。

「調子はどうだ五十鈴……?」
「うん。この調子なら午前中には終わるんじゃないかしら……?」
「そうだな。よし、もう少しみんなを見習って私も頑張るとしようか」
「その意気よ」

それで五十鈴とともに一緒になって掃除をしていた。
そして……。

「終わったー!!」

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