暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
2章 ライバル魔道師登場
わかりあえないきもちなのかな
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葉を聞き、
フェイトは落ちていた戦意が高まっていく。

 あの駄犬潰したろうか

 そう自身を奮い立たせ、フェイトは瞬時に身を翻して、
ずっと放置にしていたジュエル・シードの元へと向かう。

「くっ……!」

 そんなフェイトを追い駆けるように、
なのはも同じようにジュエル・シードの元へと向かう。
フェイトはジュエル・シードへと勢いそのままに突っ込んでいく。
同じようになのはもジュエル・シードへと突っ込んでいく。 
そして、ほぼ同じタイミングでフェイトはバルディッシュを、
なのははレイジングハートをジュエル・シードを
封印するために突きつけた。
ガキンッ! という音と同時に、ジュエル・シードを挟むようにお互いのデバイスが交錯し、ジュエル・シードに衝撃を与える。

 
 ――その瞬間、ジュエル・シードから強烈な魔力が溢れ出した。

「くっぅぅぅぅ!?」

「きゃぁぁぁぁ!?」

 強烈な魔力の衝撃に、フェイトとなのはは苦悶の声を上げ、その衝撃で吹き飛ばされてしまう。

「フェイト!?」

「なのは!?」

 吹き飛ばされた二人に、お互いの相棒であるアルフとユーノが驚きの声を上げ、それぞれ二人の元へと向かう。

「くっ……」

 吹き飛ばされたフェイトは、上手く受身を取り、
何とか倒れずに体勢を整える。

「大丈夫……? 戻って、バルディッシュ……」

『……yes……sir』

 フェイトは心配そうにバルディッシュに問い掛ける。
バルディッシュのボディは罅割れ、
コアも同じようにボロボロの状態であった。
なのはの方も同じように、レイジングハートが大きく破損していた。

「ごめんね、バルディッシュ」

 待機状態へと戻ったバルディッシュに、フェイトは申し訳なさそうに謝罪し、すぐに表情を切り替える。


 俺は相転移の呪文を使い二人の間に立つ

「二人ともそこまでだ!ゼロもフェイトたちに傷がつくのもあれだから
今回は来るな。このままだとジュエルシードが暴走をする」

フェイトの隣にはいつの間にか漆黒のロングコートに身を包んだ長身の青年が立っていた

「何か案があるのか?」

「今から超破壊攻撃呪文を使いジュエルシードの魔力を分散させる」

「超破壊呪文の一つだから身を守りな」

 俺はマントをひるがえし、
呪文の詠唱に入った。

「大いなる力の三角 六芒 五芒 光と闇 円盤に満つる月と 竜王の英霊に申し上げる 天の理 地の理 人の理 力の円錐ディマジオの紋章もちて 我に聖なる炎 三頭黄金竜の力 与え給え 」

 魔方陣が書かれて空気が震えてきた。
そして俺は力ある言葉を唱える

『皇龍破(マー・ノー・ウォー)』


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