暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜白と青の軌跡〜
第1層ボス攻略
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うして俺達は解散した。

──攻略当日──

今いるのはボス部屋の前。

俺はウィンドウを操作し、最後のチェックをする。

──HPが0になれば俺は死ぬ、負けられない。

そして全員が装備の確認が終わると

「俺から一つ!絶対に勝とうぜ!」

その言葉が発されたと同時に、ボス部屋の扉が開かれた。

──さぁ、戦闘の始まりだ。

俺達6人パーティの仕事は、縦装備(タンク)がタゲを取っている間にHPを削って行くこと。

俺は現実での剣術を活かしながら、ボスの剣を避けつつもソードスキルとスイッチを交互にしながらダメージを与えていく。

そしてHPバーが黄色になった瞬間。

「俺が前に出る!」

「!?ディアベル、止せ!」

ディアベルはそう叫ぶと、ボスに向かって走り出した。

──やめろ、ディアベル!

俺はディアベルがLAを狙っていると分かったが、今のボスHPじゃ1発では無くならない。

更に。

──刀に武器が変わってる!?

「ディアベル、後ろに飛べー!」

誰かの声が聞こえたが、ディアベルは刀に変わっていることに気づかずボスの攻撃を受け後ろに飛ばされる。

「ぐはぁ!」

俺は急いで倒れたディアベルに向かっては知り、ポーションを飲ませようとする。

だが、その手をディアベルに阻まれた。

「ディアベル!」

「ライア君……後は頼むよ……」

「何言ってるんだ!早く飲まな……」

「皆を救ってくれ……そして……この世界を……」

パリン……

ディアベルはポリゴンとなって俺の目の前で消えた。

後ろでは叫び声が聞こえる。

「ディアベルはーん!!」

「ディアベルさん!!」

──あぁ、また救えなかった

俺は足元に置いていた剣を握り、フラフラと立ちながらボスへ向き直る。

──何故救えなかった?

俺には現実での経験があるのに、何故だ?

答えは簡単、俺が弱いからだ。

ビュッ

俺は元いた場所から一気に走り、ボスの足下につめた。

そして足にソードスキルを放つ。

片手剣ソードスキル《スラント》

ソードスキルを放ったことで、ヘイトが俺に付く。

──はは、そんなこと知ったことか。

俺はボスの攻撃に避けるが、食らうため徐々にHPが緑、黄色へと変わっていく。

そして、ボスの刀をパリィした瞬間にソードスキルを放つ。

片手剣中位ソードスキル《アース・ディバイネーション》

──これで倒せ……え。

赤色であるHPを全て削ったと思ったが、ほんの数ミリだけ残っている。

ニヤッと笑顔を見せてくる悪魔。

俺に大きな刀が降り注ぐ。

だが、俺にはその刀を剣で流
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ