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渦巻く滄海 紅き空 【下】
序 閑話
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『木ノ葉』


〇波風ナル
主人公。原作ナルトの立ち位置。性格・口調もナルトそのものだが、外見は【おいろけの術】のナルコを幼くしたツインテールの女の子。
姓を波風としているので、四代目火影の子だと周知されているものの、それでも里人には未だ忌み嫌われている。持ち前の明るさと真っ直ぐな性格で同期とは仲が良いが、恋愛事には物凄く鈍い。
原作ナルトより術を覚えるスピードが早く、頭の回転も意外に速い。だがそのぶん、精神的に追い詰められ、プレッシャーを抱え込みやすい。精神面は原作ほど強くない。
うずまきナルトとは双子で、実の妹。しかしながら本人はその事実をまだ知らない。


〇奈良シカマル
波風ナルの幼馴染の一人。ナルの同期で、里人に忌み嫌われている彼女の身をいつも案じている。事実、かなり幼い頃からずっと片想い。
同じく幼馴染のキバとは恋のライバルだが、ナル本人が鈍感なので、今のところは彼女を支えようと奮闘している。
恋の力か原作より若干やる気があるので、チャクラの持続を長くしたりなど陰ながら地道に努力している。うずまきナルトと、木ノ葉勢の中で最も接点が多い。
五代目火影・我愛羅と共に、サスケ里抜けの真相を知っている。


〇犬塚キバ
波風ナルの幼馴染の一人。ナルの同期で、彼女を気に入っている。シカマルとは恋のライバル。
ナルとよく似た性格で、彼女と気が合う。こいつは俺がいないとどうしようもないな、などと昔は思っていたが、中忍予選試合で負けて以来、ナルの力を認めている。ガキ大将気質なので、若干好きな子ほど苛めたくなるタイプ。
アマルの件でナルの相談事を受けた際、「そいつが悪い道へ行こうとするのを止めて、正しい道へ向かわすのが『友達』」の一言でナルに大きな影響を与えてしまった。基本的にナルと思考が似ているので、自分の考えはナルの考えと同じ、と思い込む節がある。


〇山中いの
波風ナルの幼馴染の一人。ナルの同期で、独り暮らしの彼女を姉のように心配している。独りの寂しさを紛らわせるのにせめてもの、と花屋故に花の球根をあげたのが思いの外喜ばれた。以来、植物を育てる楽しみに目覚めたナルの頼みで、家を空ける時は彼女が育てている花の世話をしている。
うちはサスケに恋心を抱いており、サクラとは恋のライバル。原作より修行をしているのか、相手の姿が見える範囲内で相手の精神に触れる事ができ、戦闘意欲もある。サスケ追跡編にて、危ないところをサイに助けてもらった。
目下の目標は、里抜けしたサクラを一発殴ってやる事なので、修行に更に精を出している。


〇日向ヒナタ
波風ナルの同期であり、彼女の親友。
ナルに憧れており、彼女の影響を受け、「まっすぐ自分の言葉は曲げない」事を忍道としている。ナルとの大切な思い出であるたんぽぽのしおりを宝
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