暁 〜小説投稿サイト〜
とある世界の物質破壊≪ディストラクション≫
常盤台刈り2
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
に!」

私は手を離して最後に言った。

「でも、アンタは……!もう良いわよ…。」

私の話を聞いて、食蜂に話しかけていた。

「操祈、俺と美琴の二人だけにしてくれる?」

「分かったぞ☆」

「黒子も戻ってていいわよ。」

「……分かりましたわ。」

そうして、私と湊だけになった。

湊は制服のポケットからあるものを取り出し、私に渡してきた。

「これ、美琴に返すよ。」

それは銀色のペンダントで小さな宝石がはめられていた。

「……これは?」

「あの事件の時に美琴が落とした物だよ。」

「あの時に……。」

私はそう言ってペンダントを受け取り、眺めていた。

Mikotoと掘られているそのペンダントを見ていると頭痛がしてきた。

「っ……。」

──何でこんな時に頭痛がするのよ…!

「美琴ごめん、今は全てを教えることは出来ない。」

私は頭痛に耐えながら、反論した。

「アンタねぇ……!」

私は電流をバチバチと散らした。

湊は私の口に人差し指を置いてゆっくりと話し始めた。

「でも、必ず話す。俺が話すまで待っててくれ。」

私は湊の真剣な目に頷くことしか出来ず、それ以上は聞かなかった。

「さて、行こうか皆のところに。」

湊は私の手を掴み、能力を使って飛び始めた。

──ほんと、私って湊に弱いわね……






「お姉様にお兄様!?」

「み、湊さん!?」

「心配かけたね、飾利場所変わってくれる?」

私と湊が着いた頃には、初春さんがパソコンを操作し黒子がフォローに回って佐天さんは意識を取り戻していた。

「佐天さん、大丈夫?」

「はい、大丈夫です!今から眉毛の恨みを晴らします!」

そう、常盤台刈りにあった生徒は皆、眉毛の形が歪になっているらしい。

もちろん、佐天さんも……。

「みーつけた。」

「湊、アンタ何やってるのよ?」

「んーとね、常盤台刈りの犯人さん探し。」

「あれ?今みーつけたって……」

「うん、見つけた。」

そこからは早かった。

私と黒子、湊、佐天さんで犯人をある場所に誘導し捕まえる作戦。

初春さんは司令塔として。

「そもそも、あんな能力あったんですわね…」

「私も知らなかったわ。」

「さて、始めようか鬼ごっこを。」

──何か湊がキレてる……?

そうして始まった常盤台刈りの犯人を捕まえる鬼ごっこが。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ