暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
エクリプス、開門
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「ルーシィさん!!!急いで!!!」

「うん!!!」

ウェンディが押されていくルーシィさんを支えてくれた。
ルーシィさんは急いで、俺が今いる、台座のトリガーの元へ来た。

「うわーーーーー!!!また出てきたーーーーっ!!!」

「姫を守れーーーー!!!」

「退くなーーーーーっ!!!」

またエクリプスの扉から、ドラゴンが1体、出てきた。

「このトリガーを引くのね!!!!星霊魔導士の力で・・・!!!!」

「頼みますよ!ルーシィさん!!!」

ルーシィさんはトリガーを引くが、同じようにビクともしなかった。

「クソ!何で動かねえ!?」

俺は腹が立つように言う。今の状況、マジでヤバいから!!!

「ルーシィさん!!なんで気が付いたんですか!!?」

ウェンディが大声で、ルーシィさんに尋ねる。

「あたしじゃない!!クル爺がずっと調べてたの!!」

「あの、考えてる時には寝てる、星霊の・・・?」

「で・・・さっきこの扉の解析が終わった。
 これはゼレフ書の魔法と星霊魔法が合わさった装置なの!!
 本来なら時間座標を指定して時間を移動できるんだけど、
 今日だけは特別に・・・あの月が魔法を狂わす!!」

「・・・月蝕!」

ルーシィさんの言葉に俺はそう言う。

「ルーシィさんの方も・・・?」

「・・・ええ。」

未来の俺と未来のルーシィさんがそんな事を言っていた。
未来のルーシィさんも一応、会話ができたって事か・・・。

「そのせいで、この扉は制御が効かなくなってる!!
 400年前・・・つまりドラゴンがいる時代と繋がっちゃったの!!!!」

「そういう事なのか・・・!!!!」

ルーシィさんの話に俺は納得する。

「また1頭現れたぞ!!!」

「岩だ!!岩が動いてる!!」

またエクリプスの扉からドラゴンが現れる。

「くっ!」

「こんのぉ・・・!!!」

トリガーはビクともしない・・・!!!

「ルーシィさん、お兄ちゃん!!!扉はまだ閉まらないんの!!?」

「早くしてよーー!!!」

「次から次へとドラゴンが出てくるよォ!!!」

ウェンディ、ミント、ハッピーが俺とルーシィさんに向かってそう言う。

「閉めようとしてるけど・・・!!!
 このトリガーがぜんぜん動かねえんだよ!!!!」

「何で!?何で扉が閉まらないの!!?」


ズシン!!!!


「あぁん!!!」

「ルーシィさん!!!」

エクリプスの扉から現れたドラゴンの足が大きく踏み、
その風圧でルーシィさんが飛ばされた。


ガシッ!!!


「こんのぉ・・・!!!」

飛ばされたルーシィさ
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