暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第92話「優しさの報酬」
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
.!?」

「っ、助かる...。」

 霊脈の力が(聖司)に流れていき、生命力を維持するのを確認して宝具を解除する。
 同時に、力が抜けて奏に支えてもらう事になる。

「栄養補給になるものを持ってきたわ!」

「ありがとうございます!」

 プレシアさんが栄養補給となる医療品及び、料理を持ってきた。
 料理は目覚めてからだとして、医療品を使っておく。

「後は...。」

 霊脈から少し霊力を貰い、それを用いて心臓に軽く衝撃を与える。
 心臓マッサージ代わりだ。手でやると今の彼女の体にはそれでも酷だからな。

「ん....。」

「ああっ!?」

「優輝!?...って、人工呼吸か...。」

 さらに、人工呼吸もしておく。
 アリシアがなぜか驚いているが、緊急事態だから無視だ。

「.....っ、ぅ....こほっ、こほっ....。」

「.....!」

「司!」

 (聖司)が弱めの咳をして、目を覚ます。

「...優輝...君....?」

「良かった...!目を覚ましたんだな...!」

 抱き締めはしない。彼女の体に負担がかかるし、僕の今の腕じゃあね...。
 だけど、そうしたい程、僕らは嬉しかった。

「...私...確か...。」

〈はい。マスターは、マスターが覚悟した通りに、確かに生命力の維持が途切れ、衰弱死を迎えようとしていました。〉

 シュラインがそう説明する。...やっぱり、死ぬのを覚悟してたんだな。

「だったら...どうして...。」

「皆が、君を助けるために頑張ったからさ。」

 “なぜ助かったのか”。そういう彼女に、クロノがそう答える。

「...皆が...?」

「....まぁ、あれだ。」

 色々説明が必要だが、簡潔にまとめるとすれば...そうだな。













   ―――お前(聖司)自身の、“優しさの報酬”って訳だ。





「だから、遠慮なく受け取れよ。親友。」














[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ