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摩訶不思議ではある
第四
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気が少ないだけで、少しと言っても元の十倍以上。…どこか気とは違った感じもしますね。

……どうやら一般人で無さそうですね。

「では、敵と思いますので」

「ま、ま、待ってくれ!わ、私は敵じゃない!」

出てきたのは…………魔法少女風のコスプレ少女?中学生くらい?足がガクガク震えてますね。
何処かで見たような気も、この世界でマトモな人に会ったの今日が初めてなんですけど、何かで見たような。

まぁ兎に角、年下の相手を長いことコスプレ衣装で追い掛けてきた彼女は……

「で、変態の人、つけてきた理由は」

「り、理由はその、って!私の何処が変態だと!」

「え?町中近くでそんなミニなコスプレ衣装で、見ず知らずの年下を長いこと付け回す人の事を、変態以外どう言うんですか?あぁ痴女?」

「ぐはぁぁぁぁ!!?」

勝手にダメージ負ってますね。

「あ……ああ、そうか、そうだよな。普通に考えたら変態だよな。けど痴女はひどいだろぅぅ」

orzしたらパンツ見えますよ?……白ですか。

「まだ手遅れには早いですから、黒歴史と思って、此れからは真っ当に生きたら良いじゃないですか。」

「……はは、……どうみても年下の相手に真っ当に生きろとか、黒歴史とか言われてるよ……私はマトモだと思ってたのに変人の仲間入りかよ。いや変態なら更に下なのか」ボソボソ

はて?余計に落ち込みましたね。其れにしてもつけてきた理由を言ってくれませんね。
感じる気?的には一般人の括りには入りませんね。見掛けはともかく武道家?
武道家ならこの娘が気を感じれて某を探っていたとかですか?抑えてますが周りよりは大きい気ですし。


「それで…変態的な目的でつけてきたと言う事で良いんですか?」


「……ちゃんと話すから、その認識は勘弁してください」

いや土下座までしなくても。余計パンツ見えますよ?

其れにしても誘拐犯(慰謝料貰える正当防衛可能な相手)でなくて残念です。流石についてきただけで巻き上げるのもね。

まぁ気の大きさ的にも大して気にする事も無いでしょうし、どんな理由にしても放置でも良いですか。


「……転生者って言葉に聞き覚えないか?」


大したことありました。




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