暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第四十話 全てが堕ちていく
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ドアの鍵を開けて、ドアを開ける。

「てめぇ!!!」

開けた瞬間、小さい女の子が全の胸倉を掴んできた。というか、ヴィータだった。

「な、なんだ突然?」

「なんだ、だと!?てめぇ、あんな事しといてよくもまあ、んな変な事言えんな!!?」

「ちょ、ちょっと待ってくれ。話が見えない。状況を説明してくれ」

「説明、だとぉ!!!!??」

ヴィータは全にとって身に覚えのない事で怒っているようだ。しかし、全にとっては身に覚えのない事なので説明してほしいのだが、当の本人が話を聞いてくれそうもない。

「落ち着け、ヴィータ」

「あ、シグナムさん」

ヴィータの後ろからシグナムがやってきた。

「あの、すいません。話が見えないんですが……」

「……橘、お前。昨日はどこで何をしていた?」

「は?昨日、ですか?昨日だったら……学校から帰る道すがら商店街によって食材などを買い足した後、家に帰ってそのまま一歩も外には出ていませんが……」

「それを証明できる人間はいないという事か……」

「あの、意味がわからないんですが……」

全からしたら早く状況を説明してほしいというのが本音だ。

「ああ…………今現在、お前には()()()()()()()()()()()()()()()が掛けられている」

「………………………………は?」
























止まってしまった歯車が動き出す。それは最悪への始まり……全てが、虚構に堕ちていく……。
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