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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
14部分:天馬と魔道師と盗賊とその五
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天馬と魔道師と盗賊とその五

 母を亡くした三人はそれぞれの父により育てられる事となった。だがバーハラの戦いの後グランベルがシレジアに進攻し、シレジア王に即位していたレヴィンは全軍を以って迎え撃ったがシレジアの戦いでグランベルの圧倒的な物量の前に敗北した。その時近衛軍の将軍であったフェミナの父も戦死した。またシレジア城陥落時に王妃はレヴィンとフュリーを逃がす為あえてアルヴィスに立ち向かいそのファラフレイムの前に倒れた。この時ミーシャの父も市民を逃がす為最後まで戦い戦死している。
 王妃やミーシャの父達の死を賭した戦いによりかろうじて城を逃れたミーシャ達はトーヴェ城南の小さな村に潜んだ。近くの村にはシグルドの軍におりシレジアの戦いにも参加したノイッシュやホリン達もいた。孤児となったミーシャ達はフュリーに引き取られ彼女の養子となった。
 フュリーは心優しい女性でありミーシャ達を実子フィーと分け隔てなく育てた。ミーシャは四人の中で年長という事もあり女の子達のリーダー的な役割を担うようになった。やがてペガサスに乗る事を教えられ剣や槍の使い方も教わった。
 やがてフュリーが病で世を去りセティ、ホークが修業の為シレジアを後にし暫くは四人で暮らしていた。だがセリス達解放軍の存在を知り彼女達は意を決してシレジアを発ったのだ。
 途中アーサー達と会い道中を共にする事となった。今まで自分の娘のように慈しんでくれたフュリーももういない。だがこれからは自分の力で戦わなくてはならない。ミーシャはそう意を決したのだ。
 民家の上から斧を両手で振り上げ山賊が飛び降りて来る。そのままミーシャを一撃で打ち殺すつもりだ。
 ミーシャは冷静にそれを見ていた。そして天馬に地を蹴らせた。
「やらせない!」
 飛び上がると同時に剣を横に一閃させた。ミーシャが民家のすぐ上で天馬を山賊の方へ振り向かせた時山賊は胸から真っ二つにされ地面に落ちていった。
 二つの村の丁度中間点でスルーフは他のメンバーを待っていた。プリーストであり戦闘の魔法を使えない為そこで皆を待つと同時に手にするリブローの杖で離れた仲間の傷を癒す事が彼の仕事である。
 スルーフは双方の村を交互に心配すな顔で見ている。結構時間が経っているが誰も帰って来ないからである。だがそれは杞憂だった。
 二つの村から四騎の天馬がスルーフの方へ来る。そのうち三騎の後ろにはもう一人乗っている。全員無事だった。
「済まない、遅くなった」
 フィーの後ろに乗るアーサーが言った。
「急ぎましょう」
 スルーフはそれを責めるまでもなく言った。そして僧侶とは思えぬ程の身のこなしでミーシャのペガサスの後ろに飛び乗った。 
 四騎は全速力で三番目の村に向かった。向かった山賊の数が最も少なく一番遠かった為最後にしたのだ。やがて八人はあ
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