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ソードアート・オンライン?稲妻の狩人と金色の狼?
第二剣 白の侍の実力
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ていたが、やがて軋るような声で「アイ・リザイン」と発声した。別に日本語で《降参》や《参った》でもデュエルは終了するのだが。
直後、デュエル終了の合図と勝者の名を告げる紫色の文字列がフラッシュした。再びワッと言う歓声。クラディールはよろけながら立ち上がると、ギャラリーの列に向かって喚いた。
「見世物じゃねぇぞ!散れ!散れ!」
次いで、ゆっくりと俺の方に向き直る。
「貴様......殺す......絶対に殺すぞ......」
その目付きを受け、俺は三人の隣に立つ。何故だか知らないが、この視線は慣れてしまっているらしい。
そして、俺と交代してアスナがクラディールの前に歩み出た。
「クラディール、血盟騎士団副団長として命じます。本日を以て護衛役を解任。別命あるまでギルド本部にて待機。以上」
「......なん......何だと......この......」
俺の耳には、辛うじてそれだけが聞こえた。恐らくは百通りの呪詛の言葉を口でぶつぶつと呟きながらクラディールは俺達を見据えた。武器を持って、犯罪防止コードに阻まれるのを承知の上で斬りかかることを考えているに違いない。
だが、辛うじて自制するとマントの内側から転移結晶を掴み出した。腕力で砕かんとばかりに握りしめたそれを掲げ、「転移......グランザム」と呟く。青光に包まれ消え去る最後の瞬間まで、クラディールは俺達に憎悪の視線を向けていた。
クラディールが消えたあとの広場は後味悪い沈黙に包まれたが、やがて三々五々散っていく。残った俺達は暫く立ち尽くしたが、アスナが口を開いた。
「......ごめんなさい、嫌な事に巻き込んじゃって」
「別に気にする必要は無いだろ。なぁ、キリト、ミザール?」
「うん......大丈夫だよ」
「俺も良いけど......そっちの方こそ大丈夫なのか?」
キリトが心配そうな声で言うと、アスナは弱々しい笑みを浮かべた。
「ええ。いまのギルドの空気は、ゲーム攻略だけを優先的に考えてメンバーに規律を押し付けたわたしにも責任があるし......」
「「それはない」」
俺とミザールは声を揃えて言う。
「正直、アスナみたいな奴が居なかったらまだ中層だっただろうよ」
「ライト君の言う通りだよ?だから、たまにキリト君と君で息抜きするくらいは良いんじゃない?」
俺が言おうとしたのに......とキリトがぼやくが知ったことではない。すると、アスナは半分苦笑ではあったが張り詰めていた頬を緩めた。
「......まぁ、ありがとうと言っておくわ。じゃあお言葉に甘えて今日は楽させてもらうわね。前衛よろしく」
そして勢いよく振り向き、街の外へ続く道をすたすた歩き出す。
「いや、ちょっと、前衛は普通交代だろう!」
文句を言いながらキリトがアスナを追いかけ、
「あ、でも交代なし
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