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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「まだ実験して
なかったんじゃないか?」



ヒロシ:「いや、この写真を見てくれっ」



カチッ(クリック)


ヒロシは再び写真をアップした。



サトシ:「これは、、パーティ?」


アップした写真は、オーキド博士達が
研究所で(うたげ)を開いているものだった。


ヒロシ:「博士達の後ろに飾られてある
横断幕、、、チーム・スワットの
成功を示しているんだ」


写真に写る横断幕には、
”祝 〜生物波動学〜発表決定!Team.SWAT”と
書かれていた。


マリナ:「って事は、実験に成功したのね」



ヒロシ:「発表予定日は消滅事件から
二週間後、、結局、消滅事件が起きて
世間に発表は出来なかったけど、
この写真は世間に発表する前の写真だね、、」


ヒカリ:「じゃあ、実験データは、、」




ヒロシ:「、、、誰かに盗まれたって事さ」



3人:「!!」



実験データは誰かに盗まれていた。



ヒロシ:「消滅事件当日、オーキド博士が
最後にこのパソコンで開いたアイコンは
チーム・スワットとは関係のない論文だった。
そしてチーム・スワットのアイコンを
最後に開いた日が消滅事件当日から数えて
約三週間前、、。この期間に盗まれたなら
実験成果を世間に発表する前に
ニュースになってるはずなんだ。
でも、俺たちは当時そんなニュースを
耳にしていなかった」


サトシ:「何で盗まれたのに
ニュースになってないんだ?」



ヒロシ:「恐らく、オーキド博士は
盗まれたとは思ってなかったんだ」



ヒカリ:「えっ?」



マリナ:「、、、なるほど、、。
オーキド博士は犯人とも知らずに
”貸してしまった”のね、、、」



ヒカリ:「えっ、、」



サトシ:「それって、、」





ヒロシ:「、、そう。オーキド博士から
事件データを盗んで行った犯人は
オーキド博士と共に研究し、側にいた
チーム・スワットの誰か。何かの理由をつけて
借りた後、そのままチームから姿を消したんだ。
データをコピーせず、博士のパソコンから丸ごと
実験データを持っていったとこを見るとね」


ヒカリ:「じゃあ、チームリストを
調べれば犯人が浮上するんじゃない?」



ヒロシ:「俺もさっき調べてみたけど、
チームリストも消されている。
今の所、手がかりはあの集合写真だけなんだ」



サトシ:「そんな、、」


マリナ:「さっきの写真には博士達以外に
複数の参加者がいたものね、、。
誰がどこにいるの
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