暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
?1話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではない@〜波乱の入学式〜」
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だのクソガキに過ぎないのだっ……!
おっとっ……クソガキに失礼だったなっ……!キサマらは家畜だったっ……!」

この学園は、もちろんダンジョン世界の第一層の新キョウト・シティにある訳なのだが……財政がキツいのだろうか?
先ほど、校長は千ゴールドアップルを納めろと言っていた。
これは恐らく、都市の財政が悪化して、ダンジョン学園の経営が危うくなっている事を意味している……と推理できる。
一層と二層を繋ぐ交通の要所とはいえ、第二層は魔族の支配エリア。
スタート地点から飛び出た途端、スライムではなく、終盤のラスボスが出てくるようなクソゲー環境。
魔族の力を制限する遮断装置でも設置しないと、勝率は0.00000001%くらいだな。間違いない。
……うむむ、人類の未来が暗い……可愛い彼女を作ってイチャイチャしたいのに、明るい未来を想像できないのは何故だろうか?

「実力がない物は冒険者になれないっ……!
最近は兵役逃れのために志願する奴らが多いそうだがっ……!
冒険者はエリート中のエリートしかなれない職業っ……!
馬鹿な貴様らにも分かるように言うとっ……!選りすぐられた精鋭しか通れぬ狭き門なのだっ……!
達成できないものは退学処分としっ……!冒険者の免許資格を剥奪するっ……!。
さぁっ……!入学試験スタートだっ……!」

「理不尽だぞぉー!」

「馬鹿めっ……!
郵送したパンフも読まない俗物がっ……!
これは入学式ではないと事前に書いてあっただろうっ……!
ちゃんとパンフを読んだ奴らはっ……!今頃狩りをしておるぞっ……!
情報の大切さも分からん無能どもめっ……!」

すいません、俺、その無能でした。
説明書を読まずにゲームをする派としては、かなり心に痛い演説だ。
知らず知らずに、情報弱者の側になっていたようである。

「さぁっ……!さっさとモンスターを狩ってこいっ……!」

この校長の言葉を最後に、数万人いる学生達が次々と学園の外へと走っていった。
まるで、ライオンに追いかけられた草食動物の群れのような見事な走りっぷりである。
自分が生き残るために、他者を犠牲にする気満々な所が特に似ている。
大勢の人間が去った後……このグラウンドに残った奴らは、チームを組んでいないボッチどもだ。
当然、それには俺も含まれる。
今まで特殊な支援学校に通いながら、魔導関係の仕事に着いていた関係で、この場には知り合いが一人もいない。
さて、どうするべきだろうか……?
とりあえず、近くにいる謎の銅バッチ男に話しかけてみよう。きっと彼もボッチだ。

「おい、俺とチームを組まないか?俺は魔法を使えて元プラチナ――」

「銃器も持ってない奴とは同盟組めないぜ!他をあたりなっ!この黒バッチ風情がっ!」

うむむ…
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