暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
?1話「ロリと寝てしまったが、俺はロリコンではない@〜波乱の入学式〜」
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と攻略して全階層を征服し、約50億人ほどが捨てられ……いや国連の移住政策で引越しして、ダンジョン内に住んでいたそうだ。
増えすぎた人口を次々とダンジョンへと放り込み、繁栄を謳歌していたと歴史の教科書には書いてある。
移民は次々とダンジョンを開拓し、アメリカの皆さんはニューフロンティア!ヒャッハー!と叫んで、コーラを飲んで、ハンバーガーと健康サプリを食べていたそうだ。
だが……繁栄の時代はダンジョンの最終階層がとんでもない世界へと繋がっていた事で崩壊した。

「貴様らなぞっ……!魔族1匹に皆殺しにされる程度のゴミっ……!
ゴミが何匹いてもっ……無意味っ……!虫けらはっ……!虫けらに過ぎぬのだっ……!
いや虫よりも役に立たないクズっ……!」

人類の天敵『魔族』が住む魔界。そこにアメリカ海兵隊の皆が突撃して見事に返り討ち、魔族がゴキブリのごとくウヨウヨとダンジョンへと逆流してきて、もう80年。
2〜9階層を丸ごと魔族に奪われ、人類に残されたのは、たったの1層。
住み着いている人間はたったの3億人足らずという有様である。まぁ、エルフや鬼などの先住民族を含めると5億人ほどいるらしいから、まだまだマシなのだろう。
そんな状況で低賃金で徴兵されるのが嫌な俺は……兵役から逃れるために十歳の時に冒険者の進路を志願し、冒険者支援学校で魔導を学び、ライバルと競い合いあった果てに――この入学式に今に至ったという訳だ。
冒険者は良いぞ。定期的にノルマの達成を求められるが報酬は良いし、自宅まで簡単に買える。
自分達で自由に計画を決めて、ダンジョン探索をやれるのは有り難い。
学園に入学すれば、可愛い女の子達とも知り合えるだろうし、雑魚モンスター狩りをやっていれば死ぬリスクも低くてウハウハだ。
真にアッパレな職業――と言いたいのだが、学生たちが不安そうにザワザワッと効果音みたいに騒いでいた。

「貴様らには入学する権利がないっ……!
銀バッチの入学は認めるがっ……!黒バッチっ……!銅バッチっ……!
貴様らは今日中にっ……!魔物を倒しっ……!千ゴールドアップルを集めてくるのだっ……!それが入学の条件っ……!」

この校長の言葉に、数万人いる若い冒険者達がザワザワっと騒いだ。
数人が勇敢にも校長に抗議してくる。人間社会では『出る杭は打たれる』という悲しい法則があるだけに、本当に勇気がある奴らだ。格好いいぞ……その努力は報われないだろうが。

「どういう事だよぉー!これ入学式だろぉー!」
「入学金払ったのにぃー!」
「アホでも入学できる学園じゃなかったのかー!」

「黙れっ……!黒・銅バッチ風情がっ……!
貴様らは人間ではないっ……!ただの魔族に食われる家畜に過ぎない事が分からんかっ……!
銀バッチ冒険者になるまでっ……!お前らはた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ