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剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
第8話
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うか斬魄刀には本当に意思が宿っているんだね。


「それでは私はこれから『――』の封印処置を施しますね。斬魄刀の能力解放はどの団員も自分の力で行ってきたことですから。あと、『――』をベル君に渡す時、銘を教えたりしたら駄目ですからね。ヘスティア様」
「分かっているよ。『――』君の名前を自力で聞き出すこともベル君が強くなるのに必要なことだからね」


ボクがそう言うと、テレシア君は『――』君に封印処置を施し、1本のナイフへと姿を変えた。そして、封印状態の『――』君に合った鞘を作ると『――』君の刀身を鞘に納め、僕に手渡してきた。


「では、ヘスティア様。『――』を持って先にベル君の所に行ってて下さい」
「え?テレシア君はどうするんだい?」
「私はヘファイストス様と『鞘伏』のことについて少し話して行きますので」
「私も鍛冶神として聞きたいことがあるから」
「そうか。そういうことなら先にベル君の所に行かせて貰うよ」


ボクはテレシア君とヘファイストスにそう告げると、『――』君を手にベル君の所へと向かうことにした。



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