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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
三回戦、圧勝します。 前編
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「去年はありがと。あなたのおかげで優勝できたの、今年もヨロシクね。」
カチューシャは帰り際にもう一度見直したが、そこには白河女子高のメンバーはいなかった。
「ノンナ、ダージリンは私たちに嘘を教えたというの。」
「そうかも知れませんね。」
「絶対に勝ってやるんだから。」
そして自分たちの待機所に戻っていった。

その頃、元白河女子高のメンバーは、
「今回はみほが指揮をとる本隊とは、別行動で攻めようと思うの。何か意見はある?」
「ありませんが、どうして別行動をとるのですか?」
幸が質問をしてきた。
梨華は[どうしてそんなのも判らないの?]と言いたげな様子だった。
「それは、今までいなかった私たちをプラウダ高校は知らない。なら別行動で本隊を叩くのがベストだからだよ。」
幸は納得したようで、スッキリとした顔でいた。
「梨華、今回は通信はどうする?」
「通信を傍受して、こちらの状態が悪くなり次第、妨害と偽指示を敵に出して。」
「了解。今回はMBT-70ですからなんとかなるでしょう。走行速度も、装甲も砲弾も、小ミサイル弾も現代風に改良しましたから。」
「まもなく開戦だ。気を引き締めて行くぞ。」
「「「「「「「「おー。」」」」」」」」
そして本隊から少し離れたところで戦車に乗ったメンバー。
全員が乗り終えると、丁度開戦の合図が聞こえた。
すると物凄い速さで敵陣に向かっていくみほたちは、それを見た梨華が、
「両車輌、地図上に見える、廃村に向かって進んで。」
『了解しました。』
「了解。でもどうしてですか?」
さやねが梨華に聞くと、
「みほたちが追い込まれるから。はや、聞こえる?」
『うん、聞こえるよ。なんの指示かな。』
「今から敵の通信をよく聞いて。何処に戦車が集まっているか教えて。」
『了解。』
それを聞いていた裕香が、
「それってスポーツマンシップとしてどうかと思うんだけど。」
「そうだね。裕香の言う通り、ただのスポーツだったらそうだね。でも戦車道は使える物は使わなきゃ。」
そう言い梨華はもう一度はやに通信を入れた。
『梨華、わかったよ。五分後に廃村にある教会の左右と前に三輌ずつだよ。それと今入った情報だと、梨華はまんまと罠にはまったようだよ。』
「さやね、まだ着きそうにない?」
梨華がさやねに質問すると、
「もうすぐで着くよ。」
「両車輌、一旦止まってください。小ミサイル弾を使用します。目標は、教会の右側と前にいる、計6輌です。ブルーは前方の戦車を狙ってください。私たちで右側の戦車を叩きます。」
「「「「了解。」」」」
『『『『了解しました。』』』』
亜依が小ミサイル弾を装填すると、
「各車輌、追撃システム作動。ロックをして、同時に発射します。」
『準備完了です。何時でも撃てます。
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