暁 〜小説投稿サイト〜
ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
23話「犬さん、交通インフラを壊す」
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に散らばった獣人50人を集める。

「皆ぁー!敵が来るから引き上げだぁー!
時間があるからゆっくり整列ー!仲間が全員いるか確認しろー!
犬さんチームは全員いるぞー!」

上記の情報を各チームのリーダーに伝達すると、すぐに返事が邪神経由で返ってくる。

「狼さんチーム全員いますぞ!」

「狐さんチーム!全員いるぜ!」

「狸さんチームー!いますー!」

「猫さんチーム5人負傷しましたー!骨が折れてますー!」
「担いで運んでやれ、唾かければすぐ治る!」

よし、全員無事だ。
骨が折れても、栄養をたっぷり取れば、すぐに治るだろう。
幸い、略奪した食料品が無駄にあるから、肉の類は幾らでも食べ放題だ。
1時間以内に骨折を治してもらわないと困る。

『ひでぇ』
『ナズニャンはどこだお?』
『後方でせっせと、略奪品を運搬してますぞ』

ゴブリンの偵察隊がここに来るまで、まだまだ時間がある。
パンを配給して腹を少し膨らませてから行動した方が良いだろう。
モーニャンが後方で調理してくれるおかげで、贅沢な食生活が出来て、野戦とは思えない生活っぷりだ。

「よし!戦闘部隊は全軍集合だ!
少しの間、休憩を取るぞ!
あと、ホワイト!」

「どうしましたかな?」

「やってもらいたい仕事がある!」

「なるほど……世継ぎ作りですな?」

「ああ!大事な仕事だ!今から向こうで……って三歳児に何を言わせるつもりだ!変態か!
ホワイトにやってもらいたいのはな。
その力を見込んで――僕が指定した大木を、戦闘が開始した後にぶっ壊して欲しいんだ」

見せてやるぞ、ゴブリンども。
山道の恐ろしさって奴をな。
僕は灰焼きで、よく蒸したパンを食べ、狐娘の尻尾をモフモフしながら、どのように戦闘が進むのか想像しながら、ゆったりとした感覚でゴブリンの到来を待ち受けるのだった。

『ゴブリンどもがゆっくり移動しすぎて、モチベーションが維持できない件』
『戦争映画なら、すぐに来るのに現実だと……何時間もかかって大変だお……』






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★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) 先生、待つのも仕事なんですね。


●(´・ω・`)これが人間じゃったら、足が棒になって、病気を発病して道端で寝転がって死体になっていると思うレベルで、獣人たちが働き過ぎている件


★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) 今の現在地って、略奪しまくりながら、主人公の村から徒歩で七日の距離だっけ……?
作中時間はどれくらい経過したんですか?


●(´・ω・`)たった
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