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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十一話 ホテルアグスタ 1
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本局の奴らが横取りしたってだけだ。シャーリーに責任は無い。つーかさ、そんな手柄なんかくれてやるよ」

頭を撫でながらアスカが言った。

「それで実戦配備できれば、そっちの方がいい。その方が、現場にとっては良い事だしな。だからもう泣くな」

アスカがニパッと笑う。

「……うん、ありがとう…」

まだ泣いてはいたが、シャーリーも笑った。

「おう。顔、洗ってこいよ」

アスカはそう言って、シャーリーを一旦司令室から外に出した。

その様子を見ていたなのはが、感心したように笑顔になる。

「やるね、アスカ君」

なのはの褒め言葉に照れそうになるアスカだったが、はやてのニヤニヤ顔を見て我に返る。

油断していたら冷やかされそだった。

「あ、あの!それよりも今回の任務って何ですか!」

顔を赤くして、アスカが促した。

「おっと、そうやった」

コホンと咳払いをして、はやてが真面目な顔になる。

「と、その前に、ここまでの流れのおさらいや」

はやてはメインパネルに一人の男を映し出した。

「これまで謎やったガジェット・ドローンの制作者、及びレリックの蒐集者は現状ではこの男。違法研究で広域指名手配されている次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティの線を中心に捜査を進める」

モニターを見ているフェイトの表情が厳しくなる。

「こっちの捜査は、主に私が進めるけど、みんなも一応おぼえておいてね」

「「「「「はい!」」」」」

フェイトの言葉にフォワードメンバー全員が答えた。

(ん?)

その時、アスカは心なしかティアナが力んでいるように見えた。

(…気のせいか?)

それ以上の違和感を感じなかった為、アスカ特に気にかけなかった。

とにかく今は任務の方が気にかかる。

「で、今日の任務ですが、ホテルの警備任務です」

リインがモニターを切り替えて、見るからに高級そうなホテルの写真を映す。

「そんなの、民間の警備会社がやる事じゃないんですか?」

疑問に思ったアスカが言う。

時空管理局の、その中でも特大戦力を保持する機動六課が担当するには、あまりにも平凡な任務に感じた。

「普通ならね。今回、ホテルアグスタで骨董美術品のオークションが行われるの。その会場警備と警護。それが今日のお仕事ね」

なのはが説明してくれるが、アスカはイマイチ理解できないのか首を捻る。

「取引許可の出ているロストロギアがいくつも出品されているので、その反応をレリックと誤認したガジェットが出てきちゃう可能性が高い、との事で私達が警備に呼ばれたです」

リインの補足で、ようやく任務の重要性を認識するアスカ。

「この手の大型オークションだと、密輸取
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