事件の真実が分かるのか
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アナも疑問を持つ。もし人間を襲いたいならわざわざ仮死じゃなくても良いのだと思うほどに。
「まぁ、とりあえず今日は休んで明日からやり直すか」
「ちょっと?!」
こうしてドライブに変身したヴァイスの一日は終了した。
次の日。
ティアナは今スバル達とトレーニングをしているので、ヘリポートにヴァイスが1人でやってくる。するとヴァイスの足元から魔法陣が展開してそのまま転送された。
こうしてドライブピットに到着すると、シフトカー達がいっせいにヴァイスを出迎えた。
「なんだ、なんだ?」
『どうやらシフトカー達は君を気に入ったようだね』
移動用の機械に接続したベルトさんはこの様子を見て笑ったりする。
「てか、お前…もしかして俺をあの姿にさせる為にずっと待ってたのか?」
『当然だが?』
「なんで俺なんだよ!他にもなのはさんとかフェイトさんとか、さらにはシグナムの姐さんとか!!」
『いや、私は君にならきっとドライブの素質があると思ったからだ』
「ドライブの素質?」
その言葉に困惑するヴァイス。いつのまにか足元にパトカー型のシフトカーがいた。
「なんだこれは?」
「ジャスティスハンター。とても正義感が強くて真面目なシフトカーだ」
「ふ〜〜〜ん、なんだかティアナと気が合いそうだな?」
するとそのティアナから念話で連絡が来た。
「ティアナ、どうした?」
《大変ですよ!また被害者が!!》
「なんだって!?」
ヴァイスは急いで魔法陣の上に乗って隊舎に戻ったが、こっそりとジャスティスハンターもついて行った。
到着して聞いた話では、本当に新しい被害者が出たみたいだ。今度のはモデルの女性でオウタ達陸士95部隊が、いち早く調査していた。なのは達も必死に調べていたが、ヴァイスはこっそりと1人外に出てモニターの資料を何度確認しても、被害者である5人の接点は全然ない。
「クソ、分かんねぇ!!」
苛立ちが目立つヴァイスに、ただ見守るジャスティスハンター。
「お兄ちゃん」
「え?」
いきなりそんな風に呼びかけられて振り向くと、左目に眼帯をした少女が立っていた。
「ラグナ…」
彼女こそヴァイスの妹のラグナ。かつて自分のミスでラグナの左目を撃ってしまった。その日以来、ヴァイスはあんまりラグナと会話する事がなくなった。
「お兄ちゃん、どうしてここにいるの?」
「……てか、お前こそ」
「散歩」
返事を返すラグナだったけど、それからまたヴァイスの周りから重い空気となった。
「ねぇ、お兄ちゃんは今機動六課でがんばっているんでしょ?」
「そうだけど…」
「お兄ちゃんは私の怪我のせいで、戦わなくなったよね…でも、私ちゃんと回復したし…悪
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